Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

京畿大学校
2022年 12月号 文学部 R.F 

この留学を振り返って

 私は、環境・友人にとても恵まれた留学生活を過ごしたと思います。ですが、韓国に来た当初は、

・韓国語も英語も日常会話レベルでない

・韓国語で話したことがない

・空港から自分が隔離する地域に専用のバスで移動、バスから車に乗り換え、韓国語しか話せない運転手さんに隔離先まで送ってもらわないといけない。

・一週間のコロナ自宅隔離

・保健所に行かなければならない

・しっかり隔離を無事に終えなければならない

・京畿大学には日本人がいない(学期が始まってから編入生の日本人の方にお会いしました)

など、かなり不安要素が多い状態で韓国生活が始まりました。

  大学の授業は、一学期の時は韓国語で授業を聞けるほど韓国語が全くと言ってできなかったため、英語での授業だけを受講していました。まずはある程度韓国語を身につけてから「二学期に韓国語で開講される講義を聞く」という目標を立てました。一学期は語学堂1級から韓国語を勉強し始め、積極的に韓国人の友人と会い、少しでも韓国語に触れる機会を多く作りました。一学期中はたまにする日本にいる友人との電話、ソウルの方にいる兄や日本人の友人に会う時以外、本当に日本語を話す機会がありませんでした。そんな環境で韓国語も英語もほとんどできなかったため、初めは大学にいる友人と話していても話したいことが話せなかったり、悩んでいることを直接相談できる人がいなかったりして一時期しんどくなってしまったこともありました。しかし、その環境のおかげでより一層もっと早く韓国語を話せるようになりたいと思えました。(「自分のために話せるようにならなければいけない」という危機感もあったと思います。笑)

  二学期では、語学堂は3級になり、大学の講義は韓国語でされる講義と英語での講義を取りました。二学期には韓国語で講義を聞いて、韓国語でレポートも書けるまでになりました。先日2学期の成績も開示され、自分自身、満足できる二学期でした。

  そして、韓国人の友人はもちろん、台湾、中国、ドイツ、ボツワナ、ベトナム、ロシアなどから来た多くの留学生たちとも出会いました。韓国語で話したいことが話せるようになったり、一学期の時は英語で話していた台湾の友人と韓国語で会話するようになったり、友人と会うたび自分の韓国語の成長を感じることができました。留学生活では多くの人に出会い、多くの経験をし、思い描いていた以上の楽しい留学生活でした。

 

留学経験をどのように活かすか

 私は、この留学を通して「楽しい」と感じたことがたくさんありました。例えば、

・韓国語で会話が通じること

・友人と出会うこと

・違う国の文化に興味を持つこと、持たれること

・韓国語でドラマや映画を見ることができること

などです。このように「楽しい」と思うことが多々あり、この経験を他の人にも共有したいなという考えを持ちました。どのように共有することができるかはまだ考える時間が必要そうです。

 また、意見を持っておくこと、持つことの大切さを学びました。日本にいたときは、物事への関心自体があまりない、知っている事柄に関しても意見は特に持っていないことが多かったです。韓国に来て、韓国の大学に通い、自分の意見を聞かれる機会がたくさんありました。知らなかった事柄について意見を求められたり、意見しなければいけなかったりする場面が日本にいる時より多かったと思います。もちろん、留学生だったからそういう場面が多かったこともあり得ますが、意見があることで互いの考えを共有することができたし、相手の考えを知ることができればその人自身を知るきっかけにもなりました。意見を持つことで、自分がどういう考えをしているのかを知るだけではなく、視野を広げることもできるため、今後も意見を持つ、聞く、ということを心がけたいと思いました。

 そして、海外で生活するということは、言語も違えば表現の仕方も違う、文化も違えば礼儀も違います。大学生活も含め、韓国での生活毎日が刺激的でした。韓国語を継続して勉強することはもちろん、この韓国での生活を忘れず、日本でも新たなことを学ぶ姿勢、新たなことへの挑戦心を持って過ごしたいと思います。

 

[最後に]

  最近は本当に韓国、寒いです。。あったかい料理、最高です。食べた美味しいものたちの写真を共有します。みなさんも韓国に来られた際は、美味しいご飯をたくさん召し上がってください^^