① この留学を振り返って

この留学で私が得たことは、中国語のスピーキングとリスニング能力、そして積極性ではないかと思います。

私は留学が始まる前にHSK5級を取得していました。しかし私にとっては、試験で推し量る語学力と実際中国語を用いて人と会話する語学力は全く別であり、私は後者の語学力を鍛えていなかったため、留学が始まった当初は授業の内容は把握できるものの、発言は全くできず、とても自分が恥ずかしく、悔しさと焦りを感じていました。また「自分がクラスで最もできていないのでは？」という考えから、先生に当てられたくないと思いながら授業を受けていましたが、少し慣れてくると予習をしっかりすればある程度の先生の質問には答えることに気づいたため、予習を欠かさずするようにし、できるだけ発言するように心がけていました。また補講という形で毎週中国人の学生と1対1で会話する経験を積むことができたことも、スピーキングとリスニング能力の向上に大いに役に立ったと思います。このようにアウトプットする経験を積んでいったことが最終的に大きな成長に繋がったと思います。

積極性については、クラスメートの影響がとても大きいと思います。私のクラスメートは皆間違いを恐れず積極的に発言しており、その影響と発言しやすい環境から積極的に質問したりコミュニケーションをとるようにしていました。また、私の場合は半年にも満たない短い期間の留学だったため常に留学の終わりを近くに感じており、行動しなければもったいないという考えがあったことも積極的に行動するようになった要因の一つだと思います。

② 留学経験をどのように活かすか

今回の留学で私は語学を学ぶ楽しみ、また考えの根本となる文化や習慣が異なる人々の考えを知ることで、今までとは異なる角度で物事を見ることの重要性を学びました。私は春から社会人となりますが、中国語を含む外国語学習を続けていくこと、また物事を多角的に見て、それを表現することで、多くの人にとってより良い社会、多文化共生社会化に向けて、より多くの人に良い影響や気づきを与える人になりたいと考えています。