Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

中国人民大学
2012年3月号 国際文化学部 M.Y

:オリエンテーションについて

人民大学に到着した当日最初に留学生交流中心のロビーで何かの手続きを行い、そのあと宿舎のロビーでデポジットを払いやっと自分の部屋に入ることが出来ました。その何日か後に留学生中心の事務室でオリエンテーションがありました。この時は新しくきた2,30人の留学生が一緒でした。ただただ列に並んで4つぐらいの手続きを順番に行いました。来たばかりで中国語は話すのはもちろん聞き取りはまったくできないので黙って従うしかありませんでした。後々この時に入る必要の無い保険に加入していたことが分かり、日本会の方が先生や保険会社に掛け合ってくださったのですが、結局払った保険金は取り戻すことが出来ませんでした。この大学の日本人の方々は初めからかなり良くしてくださり、新しくきた留学生を助けるのは当たり前の習慣のようになっていました。始めのオリエンテーションはお金のかかわる問題でもあるので遠慮せず中国語のよくできる日本人に助けを求めたほうがいいと思います。日本にくらべシステムは大雑把です。黙って待っていても問題は解決しません。何かおかしいなと思うことがあれば自ら動いて問題を解決していかないといけないでしょう。

:環境について

私の寮は留学生宿舎の1楼です。部屋は2人部屋で勉強机、ベッド、クローゼットがひとつずつあります。2月の北京はまだまだ気温が低く、外に出ると非常に寒かったのですが、室内にはお湯を使った北京特有の暖房器具があり部屋の中はいつでも暖かく過ごしやすいです。シャワーとトイレ、洗濯機、洗面台は共同です。各階に一つずつあり混んでいることもないので、意外と不便なことはありませんでした。むしろ別の国の留学生と触れ合う機会ができてよかったと思います。料理をするスペースもあります。といっても流しとコンセントがあるだけです。調理器具のない私にとっては無縁の場所ですが、よく外国人が電気コンロや電子レンジをもってきて何か作っています。さらに各階に一部屋教室程度の大きさの自習室が設けられています。利用する人はあまりいないので一人で勉強したい時は使っています。買い物ですが、飲み物、菓子、パン、などなら寮のロビーに小さな売店があるのでそこで買えます。すこし歩けば大学内にもう少し大きな店があり、シャンプー、タオル、スリッパ、ハンガー、ドライヤーなど生活に必要なものは大体手に入ります。食事をする場所は大学内だけで十カ所以上あり、種類も豊富です。値段、味、食堂の環境は場所によってまちまちですので、自分でお気に入りの食堂を見つければいいかと思います。

:自由テーマ

留学にあれば便利なものについて書きたいとおもいます。1つはガイドブック。無いと遊びに行くとき不便だと思います。地図を頼りにお店を探すのもたのしいです。そして、運動するとき用のジャージ。中国料理は結構おいしいですが油濃いので運動をしないと太ります。買ってよかったものは電気ポット。お湯は汲みにいけば手に入りますが、少し面倒です。安いものなら100元ほどで買えるので行ったら購入をお勧めします。あと冬は乾燥対策が必要です。北京の冬は非常に乾燥しています。洗濯物が早く乾くというメリットはありますが、日本に比べ明らかに肌、唇が乾燥してきます。男の人も化粧水だけではなく、乳液が欲しくなると思います。無くても大丈夫なのですがあればいいと思うのは加湿器。抽選会で前の留学生が置いていかれた物をたまたまいただきました。買われる方も少なくありません。ハンガー、延長コードなども過去の留学生が残して行かれた物をいただきました。

最初は必ず日本人会の方のお世話になります。そういった方々にお返しできるようなものも何か日本から持ってくるべきだったと思います。あと前の龍谷大学の交換留学生には一度会っておくべきであったと思います。こちらでは前の交換留学生の話題がたびたび持ち上がります。非常に人受けの良かった方のようで、こっちに来てからたくさんの人に前の交換留学生のことについて質問を受けます。日本で一度も会う機会が無く何も知らない私は話題に乗れず悔しい思いをします。あと中国人と中国語で話す時、話しの話題になるもの。売店のおばちゃんはいつも会話の相手になってくれますが、いつも手ぶらではどうしてもワンパターンな会話になってしまいます。日本の風景をとった写真など、もっとあればよかったなと思います。