Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

中国人民大学
2016年5月号 文学部 R.D

授業について

語学の授業は月曜日から金曜日まで、5日のうち4日は毎日朝8時から、1日は10時から始まります。日本と比べると朝は早いのですが、教室は留学生寮から2,3分ほどの距離なのでそれほど大きな問題ではありません。1コマは90分、30分の休憩時間を挟み、10時から90分、11時半には授業が終わります。基本的に語学の授業は午前のみですが、午後に本科の授業を受講することも可能です。私の場合午後は授業の宿題や予習復習などをしたり、中国人とお互いに言葉を教えあったり、他の留学生と話したり、北京の各所に行ったりして過ごしています。

私のクラスにはロシア人4人、アイルランド人3人、韓国人、ブラジル人、ナミビア人、日本人がいます。日本人は彼らと比べて読み書きは得意ですが、聞いたり話したりするのはあまり得意ではない傾向にあります。今学期中国人民大学で中国語の授業を受けている外国人は100人ほどいます。比較的多いのは韓国人14人、日本人14人、アイルランド人13人、ロシア人9人などですが、様々な国籍の人がいます。他の国籍の人と比べると多い日本人ですが、北京の他の大学と比べるとかなり少なく、ほどよい人数です。

当たり前ですが授業はすべて中国語で行われます。最初の頃は先生が何を言っているのかほとんど分からないような状態でした。先生に2週間すれば何を言っているのか分かるようになる、と言われ半信半疑でしたが、本当に2週間ほど経った頃から先生の中国語が分かるようになりました。もちろん今では何の問題もなく中国語で授業を受けることができています。

マンスリーレポートはまだ3回目の投稿ですが、こちらでは既に今学期の終わりまで1ヶ月を切っています。今学期で帰ってしまう留学生の友人たちとの別れが既に名残惜しいです。

 

旅行について

今年の中国人民大学では、4月25日から5月2日までが春休みでした。この休みを利用して多くの学生が帰省や旅行をします。この春休みは主に中国の祝日によるものなのですが、人民大の休みは他の大学と比べて特に長いです。まとまった休暇にするために人民大では平日の授業が土日に行われました。

私は5泊6日で友人の韓国人4人と西安に旅行に行きました。短い間でしたが日本人とは会うことはなく、ほぼ中国語と英語のみで過ごすことができました(韓国人のうち1人が日本語に堪能で、困ったときは通訳をしてもらいましたが……)。行きは火车という汽車のような乗り物、帰りは高铁という新幹線のような乗り物を利用しました。中国の旅、寝台列車の旅、国籍の違う人たちとの旅、と多くの初めての経験をすることができました。西安は気温や環境、言葉などが同じ中国でも北京とは違い新鮮な数日間でした。この旅を通じて多くの友人にも出会え、中国に来てから最も楽しい時間だったと言えるかもしれません。夏休みも長いので、様々な場所に旅行に行きたいと考えています。