授業紹介
最近の北京はまだ5月なのに日中30度を超える日が続いています。北京の春は短いと聞いていましたが、まさかこんなに早く夏が来るとは思いもしませんでした。暑くて辛いです。
さて、それでは今回のテーマである授業紹介をしていきたいと思います。留学生のクラスは高級一・二班、中級一~六班というように分けられていて、自分の語学レベルに合ったクラスで授業を受けることができます。授業は1コマ90分で、毎日8時からと10時からの授業があります。授業は基本的に午前中のみですが、希望すれば午後に本科の講義などを受講することも可能です。
語学留学生の必修科目は精读、听力、口语、阅读、写作の5種類で、もちろん授業はすべて中国語で行われます。クラスによって授業の内容や方式は違いますが、ここでは私が所属する中三班を例に各授業内容を紹介します。
精读(週3回):主に教科書の本文を使って、単語、文法の用法を学ぶ。また、社会問題に関する短編動画を見てその内容を討論することもある。文章を読むだけではなく、自分の考えを話す機会もたくさんある授業。各クラスの精読を担当する先生がクラスの担任になる。
听力(週2回):リスニングの授業。基本的には教科書に沿って進められるが、新出単語、文法は例文などを使用し細かく学ぶ。毎回听写と呼ばれる単語の聞き取りテストがある。
口语(週2回):スピーキングの授業。教科書の本文も会話形式になっていて、口語的な表現を学ぶ。授業での発言、会話練習、プレゼンなど話す機会が最も多い。作文なども宿題として課されることがある。
阅读(週1回):読解の技法を習得する。毎回様々なテーマの文章を読み、大部分は速読で内容を理解し、わからない箇所は文脈から推測するというような能力を身につけていく。1回の授業で2,3題をこなしていく。
写作(週1回):作文の授業。毎回教科書の本文で文法などを学び、それを参考にテーマに沿った文章を書く。時間内にどれだけ文章を書けるかなど、すばやく自分の意見を文章にしていくことが求められる。毎週宿題として400~500字の作文が出題される。
毎日午前中で授業が終わってしまうので、正直これらの授業だけでは勉強量は不十分だと感じます。そこで、私は午後の空き時間に自主学習をしたり、中国人の友達と相互学習をしています。相互学習では、お互いに学んでいる言語を使って雑談をしたり、文章の添削をしてもらったり、とっても為になります!
春休み
人民大学には4月末から一週間程度の春休みがあります。私はその春休みを利用して、7泊8日で福建省にある武夷山と上海に行ってきました。
武夷山は仲の良い中国人の地元で、彼女が帰省するついでに地元を案内してくれるというので付いて行きました。北京から武夷山までは火车で16時間くらいかかります。朝5時頃に武夷山に到着して、まず私たちを迎えに来た友達の家族と一緒に朝ご飯を食べました。それから、武夷山へ行き、山登りと川下りを体験しました。武夷山は緑の川と赤い山が印象的でとても美しかったです。武夷山では友達の家に泊まりました。中国の家庭のおもてなしはとても丁寧で、毎日地元の名物や家庭料理をたくさん食べさせてくれます。そのうえ仕事で忙しいのにも関わらず、地元の観光地を隅々まで案内してくださいました。武夷山では雨の日が多かったのですが、そんな時は麻雀です。私は全くしたことがなかったので一から教えてもらいました。家族全員強くて、素人の私はほとんど勝てなかったです。でもすごく楽しかったです、麻雀ハマりました(笑)
4日目に上海に向かいました。上海には、私と同じように龍谷から交換留学している友人がいます。彼女たちと一緒に観光したり、ご飯を食べたり、お互いの留学生活を報告し合ったりして楽しい時間を過ごすことができました。上海に行ってみて思ったのは、上海と北京は全然違うということです。上海の方が日本に近い雰囲気があるように感じました。中国は広いだけあって、都市によってかなり文化が異なります。この留学中にいろいろな地域に行って、もっと中国のことをよく知りたいなと思いました。