授業紹介
人民大学の中国語クラスの授業は、午前中のみ朝8時開始で、五つの教科からなります(精読、作文、スピーキング、リスニング、速読) 。先学期と同じく教科書を使っての進行ですが、先生の考え方や方針によって、教科書に割く時間やディスカッションの時間の配分はかなり変わってきます。
今学期のクラスは5クラスと先学期よりも減ってしまったので、1クラスにおよそ20人近くとクラス当たりの人数も増えてしまいました。人数の少ないクラスの方が当然話す機会も多く、先生の一人一人に対して割く時間も増えるので、なぜ制度をかえてしまったのかと思わずにはいられません。しかし実のところ、2018年9月はじまりの今学期、当初中国語のクラスはわずか3クラスだったのです。簡単に計算して、一クラス30人を軽く超え、教室も狭くとても中国語を学べる状況ではなく、先学期からの落差に落胆せざるを得ませんでした。そこで私たち中国語クラスの留学生で嘆願書を出し、何度も職員の在籍するところまで行き訴え、10月の半ばにやっと今の5クラスとなったのです。
全員が留学として中国へ降り立っていることで、限られた時間の中で自分を高めようと意欲と行動力に溢れた人が多かったこと、自分たちのこの時間を経験を無駄にしてたまるかという気持ちを大勢が持っていたことで、私たちの要望が学校側に聞き入れられたと思います。正直言って授業としては時間がもったいない使われ方をされてしまった感は否めませんが、新鮮で留学先ならではの経験ができました。
北京の冬
校内を華やかに彩っていた黄葉が落ち、裸の木をみるといよいよ冬が来たなと感じます。寒さはすでに普通のコートでは物足りなく感じでしまうほどで、かなり気温的にも低くなってきています。最近ついに暖機が付いたので、少し室内は温かくなりましたが、やはり時々暖房を思わずつけてしまうほどには低い気温です。暖機とは室内にはだいたいついている暖房器具のことで、自分たちで温度を調節することもできず、その操作は一階のカウンター預かりで、寮だけでなく教室やいたる建物についています。室内を完全に温かくするというよりは、室内の温度を最低限は確保するようなもので、一度つければ一日中消されることはありません。この暖機は寮の廊下にも設置されており、寮の中はそれほど寒くはなく、本当に外に出るときのみ耐えられないほどの寒さです。もちろん日本よりもかなり寒いため気持ち的には参りますが、一冬の辛抱なので、どれほど寒くなるのか少し楽しみなところでもあります