Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

中国人民大学
2022年3月号 経済学部 Y.K

①オンライン留学環境について

オンライン留学では、5科目の授業のうち、精読の授業は日本でも馴染みのあるZoom Meetingを使って授業を行います。リーディング・リスニング・ライティングの授業では、腾讯会议(VooV Meeting)というwebミーティングアプリを使って授業を行います。この腾讯会议(VooV Meeting)では、ミーティングへの参加の仕方が少しZoom Meetingと違い、最初の方はミーティングルームへ参加できず困っていたのですが、微信(WeChat)のグループチャットで先生が丁寧に教えてくれたので、スムーズに授業に参加することができました。リーディングの授業では、钉钉(Ding Talk)というアプリを使って授業を行います。本当に初めて使うアプリだったので、新規登録の際の携帯電話番号による2段階認証でなぜか認証コードのSMSが届かなかったり、钉钉(Ding Talk)のグループチャットの方になぜか入れなかったりといろいろな問題が発生して大変でしたが、先生と2人の日本人の方に助けてもらい、問題が解決し、授業に参加できるようになりました。

オンラインで授業を受けているので、時折ネットワーク接続が不安定になり、先生の声が途切れ途切れになったり、音声がまったく聞き取れなくなったりするといったことが起こります。そうなった場合は、一旦ミーティングから退出して、もう一回入りなおしたり、Wi-Fiの接続先を変えたりして対策を取っています。

 

②1ヶ月授業を受けて

最初の1ヶ月オンライン授業を受けて、自分が今まで勉強していた中国語よりもはるかにレベルが高く、自分が想像していたよりも大変でした。最初の2週間は、先生の話を聞き取ることも難しく、授業中に積極的に発言している人や、中には先生と高度な会話をしている人がいる中で、私は授業についていくだけで精一杯でした。そのため、私は毎回授業が終わった後に、授業中にわからなかった単語や内容をノートにまとめ、しっかりと復習をしたり、教科書の音源をダウンロードして授業で扱った内容を何度も聞いたりして、次回の授業に臨むようにしました。残りの2週間は、復習や授業に慣れたこともあって、ほんの少しばかりではありますが、最初の2週間と比べると先生の話を聞き取ることができるようになりました。

この1ヶ月の授業で、私の課題がたくさん見つかりました。その中で最も重要だと感じたのは、自分の伝えたい内容を中国語を用いて(書く、話すで)伝えることです。今までの私の勉強は、読む・聞くを中心とした勉強ばかりをしていたので、いざ書く・話すとなると、まったく自分の伝えたい内容を書くことや話すことができず、とてもつらい思いをしました。そのため、この留学期間中にこの課題を克服できるように頑張ろうと思いました。