Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

東呉大学
2017年5月号 国際学部 J.Y

授業紹介

僕は英語枠で台湾に留学に来ており、僕が履修しているのはほとんど英語の授業であるため、基本的に現地の英語学科の学生と共に授業を受けています。ですが、中には留学生限定の授業も用意されており、僕が履修している”East Asian Culture”という授業はその内の一つで、今回はその授業について紹介したいと思います。授業名としては”Contemporary East Asian Culture and Societies~A Perspective from Cultural Nationalism~”というかなり長い名前が設けられているのですが、大まかにどんなことを勉強しているかというと、文字通り東アジア諸国において、どのような文化的価値観に基づいてその国の社会が構成されているのかということをナショナリズム(国民性)と結びつけながら考えていくというものです。毎週違うテーマが用意されており、そのテーマに沿って生徒がプレゼンテーションを行い、その後のディスカッションを経て、考え方や価値観を互いに共有していきます。具体的なテーマとしては、今や世界中から観光客が訪れる台湾のtourismを始め、韓国のk-popや日本の漫画文化、他にもこれらの国々の食文化、宗教、スポーツなど多岐にわたります。この授業の面白い点としては、フランス、ドイツ、オーストラリアといった国からの留学生もいるため、Non- Asianの彼らとの意見交換やお互いの見解の共有により多角的な視野から物事を捉えられるということです。また、我々アジア人としては、普段はそれほど深く気に止めないようなことも、こういった授業の機会を通して、客観的に自地域文化見つめ直してみることで、更なる自国文化の理解へと繋がります。内容としては非常に面白みのあるこの授業なのですが、一つだけ僕が苦しんでいることを挙げるとすれば、英語の訛りです。授業はもちろん英語で行われますが、先生が台湾人であるため、中国語の訛りの英語を聞き取るのにかなり苦戦しています。更にフランス人もネイティブとは違いフランス語訛りの英語を話すので、中々理解に時間がかかるときもあります。おかげさまで今では英語を聞いたただけでその人がどこの国の出身であるか、大体わかるようになってきました。前期の授業も終盤に差し掛かってきたので、頑張ります。

 

携帯電話の使用について

留学生活も3ヶ月が経ち、やっと地に足がついてきた感じがしています。そんな中、僕が今回共有したいと思ったのは携帯電話の使用についてです。長期期間留学する学生にとっては、現地での携帯電話などの通信手段における不安や疑問点はいくつかあると思います。みなさんも予想しているとは思いますが、東呉大学には構内で使用できるwifiがあり、日本で使っている携帯をそのまま現地で使用することができるため、大学にいる時はほとんどネット環境に困ることはありません。しかし、大学外でのネット使用を望む人や、大学が提供するwifiだけでは不安だという人は携帯電話関連の準備は渡航前にきっちりしておくことをお勧めします。台湾の携帯会社が提供するネット回線を使用する方法はいくつかあるのですが、まず一つは台湾で新たに携帯を契約するということです。しかし、これには手続きが面倒であること、費用が高いなどのデメリットがあるので僕はオススメしません。もう一つの方法は台湾でSIMカードだけを購入し、それを日本で購入した携帯(I Phoneなど)に入れて使用する方法です。このメリットとしては、自分が使い慣れている携帯をそのまま台湾でも使うことができること、そしてSIMカードだけの購入ならそれほど高くないということです。台湾の携帯会社に行けば、それほど手続きにも時間はかからずSIMカードを手に入れることができます。また、東呉大学では留学生対象のオリエンテーションの際に、学生用超お得SIMカード(台湾用)を販売しているので、その機会を利用するのが1番手間と費用を削減できると僕は思います。そして、日本のではなく海外のSIMカード(今回は台湾)を使用する際に気をつけてほしいのが、SIMロックの解除です。日本で携帯を購入する際、ほとんどの場合、SIMにロックがかけられており、このままの状態で海外で購入したSIMを挿入して使用することはできません。したがって、海外のSIMカードの使用を希望する方は、渡航前に携帯会社に行って、SIMロックの解除を忘れずに行うようにしてください。ちなみに、僕はその解除を日本でし忘れていたため、台湾の友達に古い携帯を借り(海外の携帯は大概SIMロックがかかっていない)、そこに台湾で購入したSIMを入れて使用するという少し手間のかかる方法になってしまいました。なので自分の経験から言えることは、携帯電話を始め、パソコンなどの電子機器などの設定や手続きは渡航前にしっかりと確認しておくべきたということです。

左=台湾で購入したSIMカード(色々なタイプがあります) 右=友達の借りたアンドロイドの携帯

台湾東部にある花蓮という地域での文化ツアーにて(国立伝統芸術センター)

台湾5月末の祝日”端午節”で食べられる粽子と呼ばれる食べ物(柏餅ではないです、中身はお米に味付けをしたもの)

僕の学生バディが所属しているバンドとの交流