グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

上海師範大学
2010年5月号 文学部 S.Y

■ 日本から持ってきたら良かったと思うもの

私がこちらで生活している限り、日本から持ってくれば良かったと思うものはあまりありません。上海は大都市なので大抵のものは手に入れることができます。日本の味が恋しくなったときでも、静安寺の『久光百貨店』に行けば少し割高ですが、日本のデパートと比べても遜色のない品揃えなので、ほぼ全ての日本食品や調味料を手に入れることができます。

身の回りのものを何でもかんでも日本製で揃えるのは少し面白みに欠けると思うので、中国のものを使ってみるというのも留学の楽しみのひとつだと思います。ただ『下着等の衣服』『常備薬』などは必需品だと思います。また『ノート』『手帳』なども持っていったほうがいいかも知れません。こちらの『ノート』の紙質は少し悪く、『手帳』も自分に合うものがなかなか無くて苦労しました。その他に『折り畳み傘』も必須だと思います。上海の3月は特に雨が多いです。またこちらの学生および他国からきた学生に日本を紹介する術として日本の雑誌・漫画などをもっていけばスムーズに交流が図れるのではないでしょうか。

■ 現地の学生、友人について

まず現地の中国人学生についてですが、非常に真面目という印象を受けます。こちらの学生は1年生の頃から寮で集団生活を送っていて、自宅から通学するという学生は少ないようです。また恒常的なアルバイト(学内での簡単のアルバイトをしてる学生もいますが)をしているという学生もほとんどいないそうです。日本の大学生とはかなり違うと思います。良く言えば、真剣な態度で学業に打ち込んでいる、悪く言えば、あまり遊ばず地味な生活を送っている、という感じでしょうか。こちらの大学は日本よりも就職率が悪く、平均で20%、日本語専攻のある外語学院はさらに悪く15%ほどだそうです。授業が始まってからしばらくは留学生同士でいることが多く、中国人学生と接する機会はあまり多くありません。ただ以前にも書きましたが、この大学には日本語専攻の学生がいるので、日本人は割と簡単に中国人学生と知り合うことができます。私の知り合った中国人学生たちは皆親切でフレンドリーに接してくれています。私自身彼らと知り合えてとても幸せです。

次に友人関係についてですが、やはりクラスメートたちと行動することが多いです。以前にも書きましたが、私のクラスは人数が少ないぶん、本当に仲がいいです。授業の間の休み時間や授業から寮に帰るまでの間ずっと喋っていたりします。週末が近づくにつれ自然と『今度~へ行こう』だとか『明日~しよう』という会話になります。ゴールデンウィークもクラスで日帰り旅行へ行きました。それぞれの国の料理屋にいって食べ物を紹介したり、言葉を教えあったりするのはとても楽しいです。みんな国籍も年齢も留学に来た経緯も全てバラバラですが、非常に仲良く過ごしています。中国の文化だけでなく、他国の文化にも触れるというところにも留学の醍醐味を感じています。

■ 上海万博について

2010年5月27日に上海万博へ行ってきました。今回は学校の遠足のような感じだったので、費用はバス代の10元だけで済みました。上海万博開幕前は連日テレビで報道があったり、開会式当日も寮の部屋まで花火の音が聞こえるなど大変盛り上がっていました。 
しかし開幕後、万博へ行ったという人の話を聞かなかったので少し不安でしたが、行ってみるとものすごい人の数でした。当日は快晴で気温も高く、かなり日焼けしてしまいました。とにかく人が多いので、パビリオンに入るまでかなり待たなければなりません。人気のパビリオンは1~2時間はざらで、日本館は入るまでに4時間半かかると言われました。そのため私たちは待ち時間の少ないパビリオンにばかり行っていました。後から聞いたのですが、私たちが訪れた日だけで37万人の来場者があったようです。食事についてですが、会場内のレストランは高いので事前に外で食事を買って持ってはいる人も多いです。飲み物も水筒を持参して中のウォータークーラーで補充するという人が多かったです。なぜかキュウリをそのまま食べている人も多かったです。

日本の一部報道では公式ソングのパクリや来場者の減少などが取りざたされていますが、そんなことを一切感じさせないほど熱気に満ちていました。上海のパワー、そして中国国民のパワーを直に体験することができました。2010年という上海にとって大事な年に留学できて本当に良かったなと思っています。ちなみに私のおすすめパビリオンは『タイ館』です。