Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

上海師範大学
2012年6月号 国際文化学部 Y.S

<試験のこと>

試験は4月末の期中テストと6月末の期末テストの二種類です。テストの内容はすべて教科書上に載っている問題なので、きちんと授業に出席し教科書の復習をしていれば何も問題ありません。リスニングのテストでは書き取り問題も含まれていることもあるので、教科書のCDを何度も聞き込む必要があります。また、口語のテスト内容は教科書に出てきたトピックについて先生と一対一で対話し、これまでにどれだけ積極的に友達と中国語で喋ってきたかが試されます。テストのためというわけではないですが、やはり留学に来ている以上日本人ばかりで固まらずほかの国の友達あるいは中国人と積極的に接することが大切です。あともう1つ勉強関係で大切だと思うことがあるので挙げたいと思います。それは、留学後の生活を見据えて勉強することです。学校のテストはそれほど重要ではなく、テストに備えた予習復習も大事ですが日々の勉強がそれだけになってしまわないように気をつける必要があると思います。留学後何をしたいのか、中国語をどのように将来に活かしたいのか、それらを踏まえ教科書以外の勉強方法を見つけられるといいと思います。

 

<余暇の過ごし方>

上海師範大学では期末試験の次の日から夏休みに入りました。留学生の友達は次々と帰国していきますが、私は帰国しないことに決めました。その一番の理由としては、日本に帰ってしまうと中国語を使う機会が極端に減ってしまうため、この半年でやっと慣れてきた中国語が抜けてしまうのが怖いからです。 約2ヶ月ある夏休みの過ごし方としては、まず7月の一ヶ月間学校で開講されるサマークラスに参加し、8月は旅行の月にしたいと思っています。 8月は南の香港、広州、西の黄山、西安、成都などを回る予定です。この旅行の主な移動手段には火车を使おうと思っています。まだ調べてはいませんが10時間を越える長時間移動になると予想されるので、初めての火车のため不安もありますがすごく楽しみです。7月は必死に勉強して、8月はパーッと遊びたいと思います。また、これら以外の小さな計画としては自炊を頑張ることです。夏休み期間中は、学校内にあるレストラン、スーパーがほとんど営業しないそうなので、それを利用してできれば毎日自炊をしようと思っています。日本に帰るころには料理がもっとうまくなっていればいいです。

 

<一学期間を振り返って>

2月に中国に来て5ヶ月半が過ぎました。時が過ぎるのは本当に早く、本来なら長いはずの帰国までの期間が、「あと6ヶ月しかないのか」と感じるほどです。 2月に空港に迎えに来てくれた中国人の学生に簡単な自己紹介以外何も話せなかった自分が、今では中国人と普通に会話できるようになりました。最初のころ、中国人の言っていることが本当に何もわからず、ご飯を注文するのも買い物に行くのも何もかもが憂鬱でした。また、言いたいこともなかなか言えず喋るのが怖くなった時期もありました。しかし、友達が相談にのってくれ、今は勉強している身なのだから間違って当然だと思うことができました。また、この一学期間でいい友達たちに巡り会えました。一番の友達はインドネシア人の子で、嬉しいことも辛いことも何でも話せる仲です。もし私に直すべきところがあれば、それもきちんと伝えてくれます。彼女とは一生の友達になれるのではないかと感じています。 これから夏休み、次の学期と、友達も入れ替わり環境も大きく変わります。しかし、今まで通り留学前に抱いた目標を忘れず過ごして行きたいと思っています。