Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

上海師範大学
2013年3月号 経済学部 H.H

◆環境について

私の留学先である上海師範大学とその周辺には、生活するにあたって必要な施設や環境が大変整っています。

まず、これから留学を考えている方々が一番心配するのは、食の環境についてだと思います。上海師範大学はキャンパス内に、食事が出来る所が10カ所近くあります。その中の多くは中華料理の店ですが、韓国料理の店もありますし、日本のファミレスのようなメニューの店も2つあります。また、キャンパス内にはパン屋もあるので、もし中華料理が体に合わなかったとしても、暮らしていくことが出来ます。大学周辺にも食事処がたくさんあります。

師範大は住環境も比較的良いといえるでしょう。わたしは現在一人部屋に住んでいますが、ちょっとしたホテルのような部屋で、住み心地はまずまず快適です。ですが、良くない点も幾つか存在します。

一つ目は、窓の建て付けが良くありません。現在の上海は、まだまだ気温の低い日がありますが、冷たい空気が窓の隙間から入ってきます。私はガムテープを窓の隙間に張ることで対処しています。2つ目はお湯がなかなか出ないことです。蛇口をひねってお湯が出るまでに、長い日で10分近くかかります。

しかしながら、これらの不都合な点は部屋によって、あったりなかったりします。入学時、なるべく早い時期に入寮すれば、不都合があった時に部屋を変えることが可能なようなので、そうすることをお勧めします。

大学およびその周辺にある、その他の施設としては、コンビニ、スーパー、中国系銀行各社のATM、ウォルマート(日本でいうイオンのような所)などがあり、生活に必要なものはほとんど手に入れることが出来ます。バスで20分くらいの場所にはユニクロやH&M、無地良品などもあります。ですので、日本から持っていく荷物の内容に神経質になる必要はありません。

 

◆オリエンテーションについて

オリエンテーションの期間は1週間設けてあります。オリエンテーションが終わると授業開始です。オリエンテーションの主な内容は、

・入学手続き

・クラス分けテスト

・学校案内

・健康診断と診断結果の確認

・始業式

・教科書購入

となっており、長く見積もっても、日本では2日で終わる内容です。これらを1週間かけてやるので、オリエンテーション期間中は、暇な時間がとても多いです。ですが、慣れない海外生活の最初の1週間なので、時間に余裕がある方が体調の管理をしやすいでしょう。

学校案内は国籍別に行われるので、日本人の知り合いを増やす機会になります。また、案内してくれたのは、日本語を勉強している師範大学の院生でしたので、中国人の知り合いを作る最初のチャンスです。

クラス分けテストは、教科書を音読するだけという、非常に簡易なものです。テストというよりは、どのクラスが適正かを相談する、相談会といったほうが適切かもしれません。このテストによりクラスが決まりますが、授業開始後の数日間、クラス移動の申請が出来ます。この数日間は他のクラスの授業を、試しに受けてみることも可能です。

上のレベルのクラスに移動するためには、後でペーパーテストを受ける必要があります。下のクラスへの移動には、テストを受ける必要はありません。どのクラスへ移動するかによって変わるようですが、漢字の読み書きが出来る日本人にとっては、比較的簡単なテストのようです。私の知り合いでテストを受けた人は、全員合格していました。

 

 

 

 

 

 

 

 

キャンパス風景                                  ファミレス風の料理が食べられるレストラン

 

 

 

 

 

 

 

 

寮(学思園)の一人部屋