Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

上海師範大学
2015年1月号 国際文化学部 M.N

≪この留学を振り返って≫
約10か月間(夏休み期間中の2か月間は日本に帰っていたので、それを差し引くと約8か月間)の留学生活は、一言でいうと「充実」でした。留学前は不安や緊張もあって、かなり過酷な留学生活を想像していましたが、実際に始まってみると留学生活は自分が思い描いているようなものではないとすぐに気が付きました。毎日が楽しくて、新鮮で、いい意味で刺激的でした。一年前までの私は、日本人以外と交流したことがほとんど無かったのですが、この留学期間中に中国人、インドネシア人、韓国人、ボツワナ人、アメリカ人、ロシア人、タイ人などさまざまな国の人々と交流することができました。覚えたばかりの中国語やボディーランゲージを使って彼らとコミュニケーションをとることが次第に楽しいと思えるようになり、伝えたいことが伝わった時の喜びを感じることができるようになりました。その他にも、感情を共有できた時の感動は何にも代えがたいものでした。
また、日本から離れてみると改めて日本の良さが見えてきました。私たちが日々当たり前だと思っていることも、他の国では必ずしもそうじゃないという場面に何度も出くわしました。例えば、トイレです。外国人のみなさんがよくおっしゃるように、やはり日本のトイレは素晴らしいです。清潔である上に、トイレットペーパーが常備されており、またそれを水に流せるというのは実はすごいことなのだということを知りました。この他にも日本の良さをいくつも発見することができました。私はこの留学を通して中国のことが好きになりましたが、日本のことももっと好きになりました。
 勉強面では、目標にしていたレベルまで中国語力を向上させることができ、自分に自信をつけることができました。しかし、これからも中国語の勉強はやめることなく続けていきたいと思っています。また、この留学生活で培った行動力や積極性、挑戦する心を今後の自分の人生に役立てていきたいです。

≪留学を考えている皆さんへ≫
私は留学を決意するまで、かなり時間がかかりました。留学を意識し始めたきっかけはポータルサイトで見た「派遣交換留学選考試験」の案内でした。テストを受けて合格できた時は素直に嬉しかったのですが、いよいよ「留学」という二文字が現実的になるにつれて不安や恐怖を感じ、何度もやめようかと思いました。このことをいろんな人に相談をしたのですが、国際文化学部教務課の先生も、過去に留学経験のある先輩方もみなさん共通しておっしゃったことは「金銭関係以外のことで迷っているなら、行くべき!」ということでした。ギリギリまで悩みましたが、今では思い切って行くことを決意して本当に良かったと思っています。学生のうちに長期留学を経験することができたことは、幸せなことであったと今改めて思います。またその中で得たものは、これからの私の人生の中で大きな財産になることと思います。
留学生活は語学勉強だけが全てではありません。多くの外国人と交流を通してさまざまな異文化に触れることができるので、自分の世界観を広げるためには絶好のチャンスなのです。人生のうちでそのような機会はそう多くは転がっていません。少しでも留学に興味がある人、留学を迷っている人、留学に対して得体のしれない恐怖や不安を抱いている人へ。留学生活は、自分次第でとても楽しく充実したものにすることができます!一度きりの人生、怖がらずに新しい世界に飛び込んでみてはどうでしょうか?きっとそこには自分が想像しているよりも面白い世界が広がっているはずです!

中等一級 2班のクラスメイトと。かけがえのない出会いに感謝です。