Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

上海師範大学
2016年7月号 経営学部 Y.F

日本から持ってきて良かったもの

私が上海に持って行ってよかったと感じたものは、しいて言うならば運動靴です。学校周辺のように観光地化されていない所の歩道はガタガタして歩きにくく、日本にいるときのようにヒールの細い靴をはいて歩くことが困難だからです。もちろん、歩きやすい靴などは現地でも調達できます。運動靴だけでなく必要を感じた物のほとんどは現地で調達する事ができるため、私の場合は持って行って良かったと感じた物はこれといって思いつきません。しかし、中国では日本産の物をブランド化してしまう傾向が見られるため、日本産というだけで現地の物より少し値段が張ることが多いです。そのため、化粧品などの消耗品で中国産の物を使うのに抵抗がある人は自分が普段使っている物を多めに持って行くことをお勧めします。また、長く上海にいると当然日本食が恋しくなります。上海には至る所に日本食のレストランや、日本から進出してきた日系企業がありますが、日本食のレストランは他の日本産の物同様少々値が張るため、友達にお裾分けしてもらったインスタントのお味噌汁やふりかけ、カレーのルーなどに大分助けられました。出発前はこれらの食品を持って行こうなどという考えは一切無かったので持って行けば良かったと後悔しました。特に夏休みの期間を利用して日本に帰国する予定がない人は少なからず持って行くと節約にもなっていいと思います。また、上海は湿気が多いため梅雨の時期から夏にかけてたくさん蚊が出ます。ムヒのようなかゆみ止めも必須です。

 

あまり必要の無いもの

持って行ってよかった物とは逆に、持っていったけどそれほど使わなかった物もあります。私は留学に際して風邪薬や胃薬、イソジンなどありとあらゆる種類の薬や絆創膏、マスクなどを持っていきましたが、留学期間中にひどく体調を崩す事も無く、これらの出番はあまりありませんでした。比較的長期間上海にいる留学生たちは現地で薬を買っていますし、私たちは海外保険にも入っているのでもしもの時は病院に行く方が無難かもしれません。ですが、やはり自分が普段から飲んでいる薬が常備してあると安心感があるので持って行かない方がいいと言う訳ではありません。ただ、大量に持って行く必要は無いように思います。このように大量に持って行ったはいいものの、自分の予想に反して全然使わなかったのがマスクです。PM2.5を心配してたくさん持って行ったのですが、実際は数えるくらいしか使いませんでした。ですが、冬の方が空気が悪いと聞いたのでこれから出番が増えるかもしれません。もちろんこれは気にするかしないかの個人差もあると思います。その他には、持って行く電化製品を使うための変圧器もいらないです。プラグの形状も日本の物が使えるような設計なので携帯の充電器などもそのまま使えます。また、電化製品を持って行く際に気をつけてほしいのが、使用できる電圧の範囲です。私はそれを知らずに日本から持っていたヘアアイロンをそのまま使おうとして壊してしまったので、事前にチェックしておくといいと思います。ちなみに上海の電圧は220ボルト、周波数は50ヘルツです。