Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

上海師範大学
2018年11月号 国際学部 H.Y

授業について

私が所属する高等一班のクラスの授業はほとんどの学生が既に中国語を流暢に話すことができて、中国での居住経験のある学生が多いです。合計15名ほどのクラスで、韓国人、日本人、アメリカ人、ポーランド人、ドイツ人、マレーシア人、モンゴル人など、多種多様な国出身の人と切磋琢磨、ともに勉強をしています。授業の雰囲気は、自分の意見や考えを誰もが積極的に発言しているため、とても明るく楽しいです。

次に科目についてです。私たちのクラスでは阅读(4単位),听力(2単位),口语(2単位),写作(1単位)中国概况(1単位)の5科目を履修しています。高等クラスからは、中国の文化や歴史などの知識を深める中国概况の授業があり、中国語を学ぶクラスから少しレベルアップし、中国語を使って授業を受けることができます。どの授業も教材はHSK6級レベルの高级教材を使って勉強しています。

新疆旅行について

休日を使って中国で最も西にある新疆へ行って来ました。新疆はウイグル族自治区で、今も多くのウイグル人が新疆で生活しています。新疆に行って、中国という国の広さを改めて思い知りました。中国語ではなく、アラビア文字に近いウイグル文字が使用されており、中国語もままならないウイグル人が多かったです。4、5年前の新疆は今ほど安全ではなかったため、中国人でさえも近づこうとしなかったそうですが、現在は町中に警察が立っていて逆に安全であるイメージでした。ファストフード店に入る際でさえも、飛行機に乗る前の保安検査のような厳重な検査がありました。

国境付近へ行くための手続きをし、パキスタンと中国の国境近くまで行きました。他国と陸続きでない日本で育った私にとって、とても新鮮な体験でした。カシュガルからは、パキスタンへと続く一本の道路があり、車で国境を越えることができます。国境の近くに進むには、手続きだけではなく一度降車し、何度も検査場を通っていく必要がありました。

一口に中国といっても、言語や人々の顔つきや食事の習慣、生活スタイルなどが民族によって大きく異なっています。国境の近くはとても警備が厳重であることを改めて感じた新疆旅行でした。