台湾師範大学
2015年8月号 文学部 S.I
<試験について>
台湾師範大学付属語学学校(MTC)の進級試験を受けました。MTCは3ヶ月ごとの授業単位になっているので、次回受講のための進級テストです。1回目の試験は5月に受けました。2回目は8月にあります。今回の報告は5月に受験した内容です。
問題は大きく三つの部分からなります。1、聴く力を測る。2、話す。3、読んで書く。その中がまた別れています。
1、まず聴く力部分は
⑴(10%)聴いて絵を見て1問5秒で答える。
⑵(10%)聴いて質問に1問5秒で三択から答える。
⑶(5%)聴いて質問に1問5秒で三択から答える。
2、続いて話す力部分は、
⑴(10%)提示された文章を朗読する。
⑵(15%)二問提示され、30秒間考え、1問15秒で連続して答える。
3、読んで書く部分は、
⑴(5%)ピンインを漢字にする。
⑵(10%)文法と語彙の問題で三択です。
⑶(10%)空欄に二択で埋める。
⑷(10%)指定された語句を使って同じ意味の文書を作る。
⑸(15%)指定された語句を使って質問に答える。
いまは継続して週5回毎日3時間の集中授業を受講中。1課が対話部分と短文部分に分かれていて、新出単語と課文それぞれ、週4回の聞き取りテストがあります。
週1回の課のテストはほぼ進級試験同様の内容です。
1、聴く力を測る。聴いて文書の正誤を判別する。
2、話す。教室外で個別に質問に答える。だいたい2問あります。
この前二つのウエィトは少ないです。
3、読んで書く。進級試験と似通っていますが、もう少しひねられています。
指定語句を使っての作文部分のウエィトが大きくて、いつも苦労しています。
使用文字は繁体字です、大学で学習した簡体字とは異なります。時間がなくなってきたり、焦ったりするとついつい簡体字を使ってしまいます、もちろん減点対象です。
<台北生活よもやま>
7、先日校外学習で台湾の景徳鎮・鶯歌という所へ作陶と陶器博物館の見学に行きました。博物館は陶磁器専門ということで楽しみに訪問しましたが期待が大きすぎました。作陶は丁寧に教えてくれ、ろくろを廻し思いのほか見事に作品が出来上がりましたが、釉薬の発注場所に行ったところ、係員が自分たちの会話に盛り上がり、見向きもしてくれません。おかげで熱が冷め、作陶したお土産用の鉢も放棄してきました。そういえば、陶器博物館でも監視員が同様でお互いの会話に熱が入りフロア内に響き渡る大声でした。非常に残念な校外学習でした。
8、過日あまりに肩こりがひどいのでマッサージに行きました。オープンは11時と、門扉にも案内本にも記載してあるのに、開いていません。半時間ほど時間をつぶしてようやく目的を達しましたが、この時間感覚は大陸中国と一緒、台湾も中国人だなと妙に納得してしまいました。それともハワイ人と一緒で、暖かいところに住んでいるからか。また、近くの焼き小籠包のお店で、箱に入れてもらって帰宅したらご覧のとおり。日本ではありえないなあと思いながら、これも妙に納得してしまいました。
9、台湾は果物天国です。龍谷大学で紹介していただいき日本で交流した台湾師範大学からの留学生が茘枝とマンゴーを送ってくれました。冷凍でない茘枝のなんと美味しいことか、横浜時代に紀伊国屋で買って食べて以来いっぺんに大好物になりました。もちろんあの楊貴妃が愛した果物です。またマンゴーも日本でも、台湾でも
食べてはいましたが、種があるとは知りませんでした。包丁を入れると大きな抵抗が、ネットで調べて三枚におろすことを知りました。