Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

台湾師範大学
2012年10月号 法学部 K.A

授業について

現在私は師範大学の英語学部の授業を一つと、付属の語学学校の授業に通っています。まず、師範大学の授業ですが今は高級寫作といって、ライティングの授業を毎週金曜日に二時間、現地の3年生と一緒に受講しています。授業としては毎週指定された2,3個のエッセイを事前に読み、そのエッセイについている問題の解答を各自作成し、授業中に他の学生とディスカッションをするといったものです。ライティングの授業ですが、授業中に現地の学生とディスカッションをする必要があり感覚としては非常に難しいです。指定されるエッセイの内容についても、日本語を使えば自分の意見を述べることはできるが、英語を使ってこれをしようとすると何と言っていいか分からないというものがほとんどで、この授業で色々なスキルを鍛えることができます。英語学部の授業に関して言えばどの授業も非常にレベルが高いです。台湾という環境ですが、ほとんどの授業が英語で行われています。たとえ先生が台湾人であったとしても生徒と先生のコミュニケーションも英語で行われている場合が多いです。

語学学校の方の授業は、毎日2時から5時までの3時間授業を受けています。授業は事前に2時間の普通班と3時間の密集班を選ぶことができます。密集班は普通班に比べて教科書の進度がちがい、3日に1課進むペースです。そのため、毎日の宿題、予習、復習が大切で集中して授業を聞いていないと他の生徒たちに置いていかれます。先生はクラスによって良し悪しがあるらしく、生徒に不満を持たれている先生もいるみたいです。私のクラスはとても優しい先生ですが、あまり中国語の発音を直してくれません。しかし、その他の文法説明や質問への回答など非常に丁寧です。自分にあっている先生を見つけられれば、中国語をより伸ばすことができるはずです。

カルチャーショック

台湾はアジアの中でも非常に日本に近いと思います。留学生活が始まって以来、大きなカルチャーショックはなかったように思います。食べ物も日本のものと非常に近く、日本人の口には合っている料理がほとんどです。私はとても困るということではなかったですが、生野菜が少ないというのを多くの日本人の、特に女の子たちから聞きます。中華料理ではほとんどのものが油を使って調理されており、野菜を使った料理は多いのですがそのほとんどが脂っこいものです。そのほかにも、お茶を甘くして飲む習慣があるのでコンビニなどで何の気もなしに緑茶を買って飲んだら甘くて驚いたなど、すこし日本と違う部分は当然あります。多くの日本人が一番驚くのは台湾の交通についてだと思います。有名な話ですが、台湾には非常にたくさんのバイクが走ってます。もちろん普通の車も走っているので信号待ちをしている光景を見るととても迫力があります。信号が青になり一斉に20~30台(場所によっては50台以上のところも)のバイクが走り出す時は、今でも少し唖然として見いってしまいます。道路で多くのバイクと車が縫うように走っているので、バスに乗っているときはちょっとしたアトラクションの気分です。台湾のバスは日本に比べると構造上もともと揺れやすいみたいで、立っている時はバスの揺れとバスが上手にバイクなどをかわす揺れでつり革なしには立っていられない程です。道路の状況がこんな感じなので、当然歩道を歩いているときでも注意が必要です。

夜市

台湾に来て留学生活を送ることになれば、何かと行くのが夜市だと思います。どのガイドブックを見ても夜市については非常に多くのページを割いて紹介されています。台湾のいたるところに夜市というものがあり、各夜市ごとにその大きさや店の種類、特徴が違います。台湾師範大学からですと、師大夜市という夜市がキャンパスから3分くらいのところにあり、夜はとても活気があります。夜市はそのほとんどが夜の12時近くまでやっていて、私の住んでいる公館の駅前にも夜市があるのでたまに少し遅い時間に夜食を買いに行くこともあります。もし、台湾に留学に来ることになれば是非とも士林夜市に行ってみてください。この夜市は学校からですと20~30分くらいのところにあり、私が知っている中では一番大きな夜市です。ここの夜市をわかりやすく言うと日本のお祭りのような夜市です。道路に面した歩道で多くの出店があり、的屋のような子供がよく遊んでいる景品交換ができるお店もたくさんあります。日本人からしたら一見、お祭りをしているのかと思うほどです。それが毎日行われているので友達が来た祭には必ず連れて行くお決まりのスポットになりました。機会があれば是非立ち寄ってみてください。