Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

台湾師範大学
2013年2月号 国際文化学部 H.O

授業紹介②(受講している科目について)

相変わらず語学学校は、毎日2時20分から5時10分のインテンシブコースの授業を受けています。前にも述べたように、インテンシブコースでは基本的に3日で1課を勉強し終えます。宿題の量や予習復習の量はもちろん、一日2時間のレギュラーコースに比べて断然多いのですが、やはり中国語を早く上達させたいならインテンシブコースのほうがいいように思います。

大学はついこの間から、後期が始まりました。私は、帰国後のゼミが日本語研究についてのものであること、日本語をどのように教えているのかが気になったため、日本語の授業を受けています。私の受けている日本語の授業は、すでに初級の日本語を勉強し終わっているような学生向けの授業です。先生は、日本人で、生徒は20人から30人くらいいるように思います。日本語の授業を受けられることなどめったにない貴重な機会なので、毎週不思議な感覚で授業に出席しています。また、毎週グループになって会話の練習をします。私もその中に混ぜてもらうのですが、本当に彼らの日本語能力の高さには驚きます。まだまだ授業は始まったばかりなので、これからの授業も充実したものになればいいな、と思います。

 

余暇の過ごし方

平日は毎日昼から夕方まで語学学校の授業があるため、基本的に休みは土日祝日しかありません。また、私は一人暮らしをしているのですが、部屋にキッチンが無いので休みの日も家に籠ることはあまりありません。台湾に来たばかりのころは、友人と観光地に出かけたりすることも多かったのですが、台湾に来て半年が過ぎ、台湾人の友人や語学学校でできた友人たちと、ご飯を食べに行って余暇を過ごすことか、台湾人の友人にあまり観光では行かないような場所に一緒に出掛けたりすることが多いです。また、台北では各地で様々なイベントが頻繁に行われています。最近、台湾では旧正月の新年を迎えたことから、台北市や新竹市ではランタンフェスティバルが行われています。また、先月の24日には年に1度の天燈祭りも行われていました。実際に台北市で行われているランタンフェスティバルにも行ってみたのですが、今年の干支である蛇のランタンや、神様の形をしたランタンなどがたくさん設置されていて、台湾らしいイベントでした。

また、毎週末に西門町という街では、デザイナーさんの手作り雑貨などを売るフリーマーケットが開かれます。さらに、「眷村」と呼ばれる以前軍人村だった場所でも雑貨を売ったり、コンサートが開かれたりなどのイベントが週末限定で行われています。場所も台北市内で、気軽に出かけられるので、暇な週末にはよく覘きに行っています。

 

旧正月の過ごし方

2月9日から17日まで学校が旧正月の関係で休みでした。こちらの人たちにとって旧正月はとても大事なものであり、必ず家族と一緒に過ごすようです。しかし、この期間は台湾の多くの店が閉まってしまいます。先生や友人に、旧正月はどこに出かけるべき?と聞いても、観光地には人が多いし、外へは出ず家で家族と過ごすのが一番という返事ばかりでした。お店が閉まってしまうため、家にキッチンのない私にとって食事をとるのが一苦労でした。確実に開いているのが、デパートやコンビニ、スーパーくらいだった気がします。しかし、いつも賑やかな台北とは違い、少し閑散とした台北はとても新鮮でした。

そして、2月13日から15日まで私は香港へ旅行に行きました。香港と台湾は似ているようで全く違う雰囲気でした。この期間も旧正月の期間にあたるため、香港ではどこへ行っても人が多く、煌びやかでとても賑やかでした。

香港から帰って間もなく16日17日は、台湾の南部に位置する高雄に台湾人の友人が連れて行ってくれました。高雄も台北とは少し違った雰囲気で、台北ほど道が狭くなくて、バイクもそこまで多くない印象でした。しかし、まだ2月というのに、日中は半袖で十分なほど天気がよくて驚きました。また、初めて台湾の新幹線に乗ったのですが本当に日本の新幹線かと錯覚するほど、そっくりでした。高雄は、台北からも少し遠くてなかなか行けない場所だったことと、いろんな場所に連れて行ってもらえたのでとても満足な旅でした。ふり返ってみると、旧正月休みはとても濃い充実した一週間でした。