グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

台湾師範大学
2014年3月号 国際文化学部 Y.T

環境について

師範大学の留学生寮は、メインキャンパスの大安(本校)、公館、林口の3ヶ所にあり私はメインキャンパス前の寮に住んでいます。過去に留学されていた先輩方は自分で寮を選ぶことができたようですが今年から大学側が指定するようになりました。私の住んでいる寮は龍大の留学生寮に比べると綺麗とは言えませんが、国立大学だからこういうものなんだと割り切って考えるしかないと思います。家賃は半年分を1回で払うので引っ越す場合来学期からになります。最初はアパートに引っ越すことも考えましたが、1か月の家賃が大学寮に比べると6倍になるので、我慢してその分たくさん旅行しようと思っています。部屋は4人部屋でオランダ人、韓国人、日本人と生活しています。オランダ人のルームメイトは去年の夏から交換留学しているため、授業のことや台湾での生活のことなどよく知っていて色んな事を教えてくれます。ルームメイトはみんな本当に優しくて面白い、良い友達です。私はまだ自分の言いたいことを全て中国語で言えないので、ルームメイトとは中国語と英語を交えながら会話しています。これからもっと中国語を勉強して中国語でコミュニケーションをとれるようになりたいと思います。寮内にはトイレ・シャワー・洗面所・洗濯機・乾燥機・給水器(冷水、ぬるま湯、熱湯)の三種類があります。部屋には、机、ベッド、クローゼット、冷房、扇風機があります。キッチン、冷蔵庫、テレビはありません。大学寮に限らず台湾では1人暮らし用のアパートにキッチンがないことは普通だと台湾人の友達に言われて非常にショックでした。自炊ができないので食事は寮の地下にある食堂か近くの夜市やお店で摂ることになり、フルーツやサラダ等新鮮なものを食べたい場合はすでにパックされたものを買わなければなりません。寮からMTC・メインキャンパスまで徒歩3分、MRT地下鉄やバス停も近くにあり、日本に比べると交通費は非常に安いので休日は、台北市内、近郊へ観光に行くことができます。また大学キャンパス内には陸上トラック、温水プール、バレーボール、バスケットボールができるスペースがあり、また陸上トラックは一般開放されているため早朝から夜遅くまで学生だけでなく子どもから年配の人まで利用されています。

 

台湾でのデモ

中国と台湾が締結した「サービス貿易協定」が民衆の意見を聞かずに密かに締結されたことに対し、3月18日デモが起こり、現在も国会場内外の占拠・抗議運動は続いています。私は台湾に来るまでこの協定について全く知りませんでした。現地にいながらも最初は何が起こったのは分からず、記事を読んだり友達に聞いたりしてようやく分かってきました。この協定は中国と台湾の両国におけるサービス貿易制限を解除し、貿易の自由化を目指すというもので中国は台湾に、台湾は中国へ進出しやすくするものです。この協定が結ばれることでメリットもある一方、懸念も多くあります。例えば台湾の中小企業が潰されることや、優秀な台湾人が国内から中国へ出て行ってしまうこと、中国の印刷業・出版業が台湾に進出し、台湾における言論の自由を阻害する危険性があります。留学生はデモ活動をすることは禁止されているので、あからさまに何かすることはできませんが、ニュースでは報道されていない本当の現状を自分の目で見るべきだと思い実際に行きました。日本ではどのように報道されているか分かりませんが、台湾のデモはデモと言っても学生は「非暴力抗議」を強く唱えているため、暴力的な抗議活動をすることは一切ありません。演説している人を静かに聞いているという感じで非常に台湾らしい平和なデモであると思います。日本で同じような問題が起こった時に日本人学生は自分の国のためにここまで一生懸命になれるのかと聞かれると自信を持って断言することはできないと思いました。自分たちの行動で国の未来を変える事ができると信じて、またこの歴史的な瞬間に関わることができて幸運だと考えられる冷静且つ誠実な高校生、大学生が自分の国台湾の為に毎日こんなにも頑張っているのを見て感銘を受け、今起きている台湾の現状から私たち日本人が学ばないといけない事はたくさんあると思いました。これはある台湾人から世界へ向けてのメッセージです。https://www.youtube.com/watch?v=o2XyhLbWKOw