① 現地の学生・友人について
今回、国立高雄科技大学に留学してまず驚いたのは、非常に国際色豊かな学校であるという点です。入学時に案内してくれたバディの方もベトナム出身の大学院生で、前期のルームメイトもマレーシアからの留学生でした。中国語の授業では非母語話者の学生と一緒に学ぶため、台湾人だけでなく韓国、ベトナム、インドネシア、インド、タイなど、さまざまな国の友達を作ることができました。また、華僑の学生が多く留学してきていることにも驚かされました。
学校主催の一泊二日のイベントに参加した際には、多くのベトナム人やフィリピン人の友達と知り合えました。英語で学ぶ留学生や大学院生も多いので、中国語に加えて英語もある程度できた方が、より円滑にコミュニケーションが取れると感じました。
バディの方と火鍋を食べに行ったとき、彼の台湾人の友達と仲良くなり、日本へ一時帰国した際にはよくお土産を買って帰りました。日本のものは台湾で買うと少し高いため、免税店などで購入して渡すととても喜ばれました。
現地の学生についてですが、インドネシアやベトナムなど留学生が多い国は、それぞれのコミュニティのつながりがとても強いと感じました。海外における自国コミュニティというのは、日本人にはあまり馴染みがないため、その点がとても大きな違いだと感じました。
② 街の飲食チェーンについて
日本には多くの自国発の飲食チェーンが存在しますが、台湾にも多くの日本発チェーンが進出しています。スシローやくら寿司などの寿司チェーン、すき家や吉野家などの牛丼チェーン、やよい軒や大戸屋といった定食チェーン、コメダ珈琲など、ほとんどのジャンルがそろっており、日本食に困ることはないと思います。ただし、サイゼリヤは台北など北部に多く、高雄には出店していないため、地域によっては偏りがあると感じました。台中の新幹線駅でビアードパパを見かけたときは、日本で見慣れたロゴが目に入り、個人的にとても驚きました。
ここで、日本との注文方法の違いについて少し触れたいと思います。スシローは日本と同じくタブレット端末で注文する方式で、日本語訳もしっかりしていました。一方、すき家は日本では席のタブレット端末から注文できますが、台湾のすき家では自分でQRコードを読み込んで注文する方式だったため、最初は少し戸惑いました。しかし、会計方式や食器、味は日本とほとんど同じで、帰国した気分になれるため、慣れた店はやはり落ち着くと感じ、とても重宝しています。
最後に価格についてですが、店舗にもよりますが、日本と同じくらいか、やや高い程度で食事を楽しめます。他国と比べても価格面でとても恵まれていると感じました。
