授業紹介
現在、私はUDDIプログラムの3年生に所属しており、第一セメスターの最中です。UDDIはThe Faculty of Architecture and Planningの内の一つの学科で都市に関する理論やデザインを学んでいます。タイの大学ですが、全ての授業が英語で執り行われているため、タイ語ができなくても授業を受講することが可能です。下記は、私が現在受講している授業の一覧です。
【都市観光】
観光に関するプロダクトの創出と発展に基づいた観光産業をゲストスピーカーやケーススタディを利用した授業で理解する。受講者は、観光産業に関連した他の創造的産業モデルについてディスカッションや復習を都市開発のプロセスに基づいて行う。受講者は、観光産業やサービスを市場に供給するといった前提から講義を受ける。
【都市保全】
歴史的な背景や他の利用価値のあるエリアを含んだ重要な都市を探求する。受講者は、現在の法、政治、都市設計を批判的に再検討する。歴史的な都市におけるリハビリテーションやコンサーベーションの概念、歴史的建造物の評価方法のフレームワークを歴史的、文化的、建築的、社会的、経済的な背景に絡めて学習する。この授業では、観光の計画と運営を目的とした都市開発のプロセスにおける実体的価値と非実体価値の秩序の作成を狙いとする。
【都市再生】
「死んだ」または「失われた」都市部を特定して調査し、都市環境を再生および変換するための設計プログラムを作成します。 開発プログラムは、さまざまな利害関係者の複数のニーズに対処する必要があり、大都市への再生の影響を考慮しながら、設計は特定の地域に関連する必要があります。
【クリエイティブシティ】
このクラスは、生産性の構造のバランスを取り、維持するための原動力の1つである創造経済に対応し、これを促進する創造都市を作成するための施設の設計に対応します。 社会的価値も経済的価値創造と統合されるべきである一方で、サービスと製造製品に経済的価値を加えることを目指しています。
一コマあたり3時間の授業で、1日あたり1コマから2コマが行われます。日本におけるゼミのような授業もあり、一つのテーマに対して3、4人のグループてプレゼンテーションを仕上げていきます。
第二セメスターでは、
を受講予定です。
タイの大学生
授業紹介に関連して、タイの大学生の生活を紹介したいと思います。まずは、生活についてです。私の所属している学部は、バンコクの郊外に位置しており、学生たちが自宅から通えるような交通機関もないせいかクラス全員が一人暮らしをしています。家賃は月々3万円ほどで、食事も屋台で食べれば一食200円ほどなので、日本での一人暮らしほどお金はかかりません。前述した屋台はとても一般的で、部屋にキッチンがない人が多いため、毎日利用します。自分用の車を所有している学生も多く、クラスの半数ほどが車通学です。
次に勉強に関してですが、総括するとタイの学生は日本の学生よりも圧倒的に勉強していると思います。大学における成績評価が就職に直接影響するため、日本の大学生以上にGPA等に注目しています。グループワーク等でハードな課題が求められることも多いため最低でも週に一度は徹夜で勉強しています。そのため、クラス全員が慢性的な睡眠不足です。その反面、授業中のルール等はルーズで、授業中の飲食や携帯電話での通話が日常的に行われています。