Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

淡江大学
2017年5月号 国際文化学部  K.M

①    授業紹介

淡江大学では、交換留学生は自由に科目を履修することができます。自分の所属学科の授業以外でも履修可能で、逆に自分の所属学科の授業を全く履修しないことも可能です。

中国語の授業についてですが、台湾に到着した初日に中国語のレベル分けテストがあり、その結果によって中国語のクラス分けが行われます。しかし、振り分けられたクラスが自分に合わないと感じた場合には、自由にクラスを変えることができます。留学生の中国語の授業は、初級、中級、進級に分かれており、それぞれに「聼說」と「讀寫」の二種類があります。基本、皆「聼說」と「讀寫」の二種類を履修しますが、どちらか一つのみの履修も可能です。また、聼說と讀寫で別々のレベルを履修することもできます。「聼說」は「聞く・話す」がメインなので、授業中の発言が特に重視され、試験はペーパーテストではなく、スピーチです。「讀寫」は「読む・書く」がメインなので、先生が文法や単語、本文を解説し、プリント作業が多いです。クラスの規模は、人数が多いクラスも中にはありますが、基本的には10~15人のクラスがほとんどで、少人数なので分からないことを先生に気軽に質問しやすい環境です。また、先生も留学生一人ひとりを気遣ってくださります。

先日、留学生を対象にしたスピーチ大会が開かれ、各クラスから数人ずつ選ばれた学生が、日頃の学習成果を披露し合いました。私も出場し、緊張しましたが非常にいい経験になりました。

スピーチ大会後、全員で

②    台湾の交通事情

入学時にもらう学生証には、台湾の交通ICカードである悠游卡の機能が付いており、MRT(地下鉄)、バス、youbike(公共のレンタルサイクル)等ほとんどの交通機関で利用することができます。MRTやバスはこの学生証で乗車することによって自動的に学割料金となります。また、コンビニやスーパーでの買い物の決済にも利用でき、悠游卡での支払いによる商品の割引等もあります。

台湾の交通機関は日本と比べると格段に安いです。MRTの場合、一つの路線で発車から終点まで乗っても、だいたい日本の電車の1~2駅分の運賃程度です。複数の路線がありますが、日本の地下鉄によく似ているので利用しやすく、乗換も分かりやすいです。台湾へきて驚いたのが、改札を出る際、仮にICカードが残高不足だとしても、改札を出られてしまうことです。その場合、ICカードの残高がマイナスとなり、次回に現金をチャージする際にその分が自動的に引かれます。これだと、混雑時も改札で詰まることがないので、良いシステムだと思います。

少しの移動にはyoubikeの利用がとても便利です。町の至る所にyoubikeのステーションがあり、利用したい時は機械に悠游卡をかざすと、ロックが外れて自転車に乗ることができます。返却時には借りた所に返す必要がなく、どのステーションでも大丈夫なので、「歩いて疲れたから帰りは自転車で・・・。」といった使い方をよくします。

台湾にはこのように、安くて便利な物がたくさんあるので、日本より進んでいるなぁ・・・と感じることが多いです。

 

淡水駅の様子

淡水駅の様子

 

淡水駅前の様子

淡水駅前の様子2