① 治安、危険を感じたこと、トラブルについて
こちらに来る前から台湾は治安が良いと聞いていましたが、住んでみて更に治安の良さを感じています。台北市街の方へ出かけるときも、治安の面でこれといって気を付けねばならないということは無いです。
危険を感じたことについてですが、5月ぐらいに寮の入り口で一般男性が女子学生に殴打され流血し、騒ぎになるという事件がありました。台湾の新聞にこの一件が掲載されたようです。しかし、それ以降は全く事件など起こっていませんし、私が住んでいる女子寮は、フロアへの入室に学生証とパスワードが必要なので、セキュリティ面はしっかりしていると思います。
トラブルというほどのことでもないのですが、先程述べたように、寮のフロアに入るためには学生証とパスワードが必ず必要で、それがないとフロアへ入ることができません。私は度々、学生証を忘れて外出してしまうことがあり、そういう時は大抵、寮のグループラインで呼びかければ誰かが寮内からロックを開けてくれます。しかし以前、私は携帯も学生証も持たずに寮から出てしまったことがありました。その時は、受付の事務係の学生に助けを求めました。しかし、私たち交換留学生の住むフロアと、一般の女子寮の方ではシステムが違うため、事務係の学生も対処の方法が分からないようでした。結局、事務係の学生のパソコンを借りて、寮内の友人に連絡を取り、事なきを得ました。
なにかトラブルが起きた際は、だいたいは一人で解決できないことの方が多いので、いかに早く誰かに助けを求めるかだと思います。
② 台北の博物館
台北には多くの博物館があり、拝観料も日本の博物館に比べるととても安いです。さらに、ほとんどの博物館では、大学生は学生割引が適用されます。
台北にある博物館で最も有名なのが、士林にある故宮博物館だと思います。館内には総計60万点以上の文物が所蔵されており、時期によって展示物が入れ替わります。驚いたのが、台湾内の学校に通う学生は拝観料が無料であることです。留学生も対象内なので、私も無料で入館することができました。館内は様々な時代の貴重な宝物が展示されており、見応えがあります。
台北市内の博物館で私が特に好きなのは、郵政博物館です。こちらは、台湾における郵政業務の歴史、また、業務開始から現代に至るまでの様々な切手が展示されています。さらに、世界各国の切手も見ることができます。もちろん、日本の切手も展示されてあります。
他にも、国立歴史博物館や国立台湾博物館等、また蒋介石の死後、彼を讃える場として建設された中正記念堂があります。先日、中正記念堂へ行きましたが、一階の展示物スペースは蒋介石の遺品やその他文物、また蒋介石時代の歴史について多く展示されてあり、訪れた甲斐がありました。
このように、台北には多くの博物館があり、また拝観料が無料か、有料でも非常に安いため、学びを得たい学生にとって優しい街だと感じます。その国で暮らすにはその国の文化、また歴史背景について知ることが非常に重要だと思うので、今後も様々なミュージアム足を運びたいと思います。