Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

淡江大学
2020年10月号 国際学部 R.O

① カルチャーショックについて

台湾と日本は隣国で習慣がとても似ているので、それほどカルチャーショックに感じたことはありませんが、やはり環境や気候、文化の違いは少しあります。

○環境

最初台湾に来て驚いたことは、バイクやバスの交通量が多いことです。また台湾には喫煙場所が特にないため、たばこのポイ捨てが多いです。そのため空気や町並みは日本の方が比較的綺麗だと思います。しかしゴミ捨て場が街のいたるところにあるので助かります。コンビニの密度も高く、田舎であっても周囲にたくさんあります。大体はトイレとイートインスペースがあるのでよく利用しています。

 

○気候

台湾は湿度が高いため夏は蒸し暑く、冬は冷え込んでも湿気が高いため、洗濯物が一日で乾かない日もあります。特に私が住んでいる淡水は台湾の北部に位置するので台湾の中でも比較的涼しいです、ここ最近(10月)朝晩は肌寒くなり毎日雨が降り、風が台風のようにきつく吹いています。

 

○文化

台湾は外食文化でたくさん飲食店があり、しかもとても安いので一日1000円あれば余裕で足ります。中で食べること(内用)もできるし、お持ち帰り(外帯)もできます。宅配サービスも盛んです。また日本に比べて外国料理がたくさんあると感じます。もちろんくら寿司や吉野屋、やよい軒など日本のチェーン店や日本料理屋もたくさんありますが、上海、香港、韓国料理、ベトナム料理、タイ料理・・・と、いろんな国の料理を堪能できます。台湾人は外国人に対してとても寛容なので、それが理由でもあると思います。よく飲食店に行くと、どこから来たの?と聞かれ、日本と答えると日本語でこんにちはと返してくれるので、台湾人の温かさに感動します。台湾は親日家で有名ですが、本当にその通りで、淡江大学には日本語学科もあり日本のアニメや文化に興味を持っている人が多く、日本に訪れたことがある人もたくさんいます。

 

またいくら環境が日本と似ているとはいえ、言葉の壁を感じたときは自分が外国にいることを痛感しました。特に病院に行くときは不安でしたが、日本語が話せる友達に付き添ってもらいました。半年経った今では普段の生活に支障はない中国語のレベルになったので、この調子で引き続き頑張りたいです。

 

②中秋節について

台湾では旧暦の8月15日に中秋節という祝日(日本でいう月見)があり、今年は10/1でした。また偶然にも今年は土日と重なって四連休でした。中秋節には親戚みんなで集まり、みんなで焼き肉をして月餅を食べるのが定番だそうです。私も台湾の友達に一緒に連れていってもらい、友達の親戚の家、新竹まで行きました。みんなとても親切で、外国人である私を歓迎し、日本語を披露してくれたり、中国語を教えてくれたりともてなしてくれました。焼き肉では肉や野菜だけでなく、おでんの練り物のようなものも一緒に食べました、また肉を焼いた食パンにはさんで食べるのが主流の食べ方らしく、日本の月見とは違う台湾の文化を味わうことができました。

↑焼き肉の様子

 

↑学校のイベントでもらった月餅