①この留学を振り返って
この留学を振り返ってまず思うことは「留学に行く選択をして本当に良かった」ということです。交換留学に行くと決断したときは、3回生の冬の就職活動を始めたばかりの時でした。1、2回生の時にコロナ禍で留学に行けず3回生になり、留学という夢を諦めていました。就職活動を始め、学生生活を振り返る中で、コロナ禍の制限により自分が思い描いていた学生生活が送れなかったこと、留学という夢を達成できず心に何か引っ掛かるものがあることに気が付きました。そして留学という道を選び、留学を終えた今、後悔1つなく就職活動ができています。
この留学の1年間は、たくさんの人との出会いや、文化体験、異国での生活を通して、留学に行った人だけにしか得られない貴重な経験を得ることができました。そして外国から日本を客観視することで、日本の文化の良さにも気づくことができました。また、政治の違いや国民性の違いなど、新しい発見も多く、当たり前だというものは存在しないのだと学びました。日本での当たり前は外国では当たり前ではありませんし、その反対もそうです。相手の文化を理解し受け入れるという事を理解することができました。
そして、言語も留学前より圧倒的に成長し、自分に自信もつきました。言語は1日や数日で習得できるものではありません。留学はお金と時間がかかりますが、それに値する、またはそれ以上の価値があると思います。私は留学にかかるお金と時間は自己投資だと思います。今回得た経験を活かし、就職後も努力を続けていきたいです。
②留学経験をどのように活かすか
今回の留学で得た経験は言語能力だけでなく、国が違う人との接し方や一人で考え行動する力や自己管理能力など、これから社会に出てたくさんの人と関わる際に生かされるような能力も得ることができました。今は就職活動に取り組んでいますが、たくさん国の人と触れ合いたい、自分の言語能力を活かして人の役に立てるような人になりたいという思いを胸に航空業界で働くことを目指しています。先ほども述べました、日本人が思う当たり前は外国人にとって当たり前ではないという考え方は、国際的な場で活かすことができると思います。相手の国の文化や習慣によって行動や当たり前の基準も違いますし、そういった思い違いで生じる衝突を防ぐことができると思います。
また、大学生活での留学は終わってしまいましたが、社会に出た後も自分の言語能力を伸ばし続けていきたいと思います。留学を終えて後悔はありませんが、言語を磨くには1年では短いと感じました。私が成長を実感したタイミングは留学後半年と帰国前でした。帰国時は成長を実感したタイミングでの帰国でとても残念でしたし、もっと滞在したかったです。
私は人生の目標として将来台湾で仕事をすることを目指しています。今回留学で得た、言語能力や留学先での過ごし方、チャレンジ精神、文化に対する考え方などを生かして仕事に励みたいと思いますし、将来の目標に向けてワーキングホリデーなど様々なことに挑戦し、海外経験を積んで自分自身を成長させていきたいと思います。