Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

同済大学
2015年10月号 経済学部 Y.Y

カルチャーショックについて 中国に来てから約八か月が経ちますが、私が感じた一番大きな文化の違いは食文化とお酒の飲み方です。その食文化で特に驚いたことは、一人が大勢に奢ることです。もちろん日本でも見かけますが、一人が大勢に対して奢ることは稀です。その他にもお酒の飲み方で、客人に満足してもらうために、グラスが空になればすぐさま注いでくれます。飲み足りない、食べ足りないが一番客人に対して失礼なようです。福を呼び込むとして魚の頭が向いている方向の人がお酒を一気飲みする必要があるなどの面白い習慣もあります。個人的に一番面白いと感じたカルチャーは、中国人女性は男性と結婚する時点で車と家を持っていないと結婚してくれないというものです。車と家を持っていないと経済的に頼れないとみなす人が多いようです。しかも多くの人が車と家を両親のお金で購入するようです。 中国にもファミリーマートがありますが、ホットスナックコーナーは全て肉まんが用意されているのがいかにも中国らしいです。日本のファミリマートと比べて陳列されている商品もかなり違うので、中国の文化をうまく融合させながらうまく経営している印象をうけました。ビジネスする上でも文化は重要である良い例がみれました。 中国語の難しさ 中国語には、日本語みたいな活用がない上、欧語のような語尾変化もありません。構文などを暗記して、修飾語のかかり方などのポイントを掴めば文法は、他の言語と比べ速く習得できます。それに引き換え、発音には、清音・濁音の区別ではなく有気音・無気音の区別であること、巻舌音、四声など、日本人とって難しいポイントがたくさんあります。特に、四声が問題になります。日本では大阪や京都といった関西辺りですと、言葉に高低アクセントがあるので、まだ四声に対する理解が可能ですが、東京方面の人などはまず四声の高低アクセントというものが感覚的に理解できないと思います。中国語を勉強し始めた日本人が、覚えたての中国語のフレーズをつかって中国人に話しかけても、発音が悪いため全然通じないことが多くて、それでショックを受けて挫折してしまうようです。言語を学習する上で一番大切な要素は、ネイティブ相手にしても恐れず話せる勇気だと思います。