・余暇の過ごしかた
同済大学の夏休みは2か月間で、この期間を利用して瀋陽市を旅行してきました。瀋陽の代表的な観光地は瀋陽故宮で、この地は満州族の清朝が初めに都を置いた地で、北京に遷都するまでの19年間皇居でした、初代2代の皇帝はここに住んでいたみたいです。遷都後は、第2の都として奉天府が置かれます。故宮が大自然に囲まれており、歴史的建造物や文化遺産を見ている内に自然とリラックスできました。中国の文化や古典的なものが好きで、ゆったりとした時間を過ごしたい方に是非お勧めしたい場所です。次は、北陵(昭陵)清朝2代目の王ホンタイジと皇后を祀る墳墓の見学をしてきました。ここは特に解放感溢れる場所で言葉にし難いぐらいの自然の力を与えてもらいました。なぜ、皇后を祀る墳墓をこの場所にしたのか納得できました。他にも中街、太原街などにも行きましたが、都会はどこも同じであるという印象を受けました。その地域独特の場所に足を運んでください。
中国で制限される日本の情報 インターネットが普及して海外生活は格段に便利になりました。どこにいても日本や世界中の最新情報を知ることができますし、家族や友人とも気軽に連絡が取り合えて、遠くに離れていても「つながり」を確認することができます。特に海外にいるとインターネットはありがたくて心強い存在です。しかし、中国では電波を遮断されていることにより「つながり」を感じにくい環境になっています。もちろんVPNなど特殊な方法を使えば、日本の情報を得れたり、家族との通信を可能にしますが通信スピードが遅いので私は、精神的なストレスを受けます。社会主義で自国の産業を保護したいのは理解できますが、それでも世界を繋ぐために、遠く離れていても家族の声を聴くために、友達とコミュニケーンを取るためのインターネット本来の機能が中国では機能しにくいことが残念です。視点を少し変えて、海外の情報がほしい中国人や海外に駐在している家族を持つ中国人も私と同じ気持ちではないでしょうか。なので、せめて出国する前にVPNについて理解しておいてください。VPNは、中国国内から直接インターネットに接続すると政府の規制を受けてしまうので、仮想的な(Virtual)専用線(Private Network)を日本など国外に設置したサーバー(インターネットの出入口)まで設けて、そのサーバーを経由してインターネットに接続するというイメージです。例えば日本のサーバーに接続すれば、中国にいながらにして規制のない日本国内にいるのと同じようにインターネットが使えます。