治安、危機を感じたこと、トラブルについて
上海に来て約4ヵ月、私自身がトラブルに見舞われたことはありません。しかし、私の友人が二度盗難に遇いiphone6と電動自転車を盗まれました。二度の盗難共、休日の都心で起こった出来事なので休日に、都心に出かける時には特に警戒が必要です。大学周辺の治安は非常に良く、トラブルに遭遇したことも目撃したこともありません。
上海には様々な交通手段がありますが、便利な上に値段が安いタクシーを使用する機会が増えます。その時、なるべく個人経営のタクシーは避け大手の会社を選ぶようにしてください。そうすることで、遠廻りによる不当な請求を回避することができます。また、メーターが異様に上がるように細工していたり、通常の数倍もの金額を要求されたりすることがあります。特に豫園付近には高額を要求する客引きタクシーが多いと聞きました。このようなトラブルを回避するために、大手タクシー会社の大衆、錦江、海博、強生を使用すことを推奨します。タクシー会社にも言えることですが、稀に商店などのおつりに偽札が混ざっていることがあるので、常に確認が必要です。100元や50元のお札を渡した後、おつりをもらう際に偽物とすり替えられることもあるので、やはりその場で確認することが大切です。
中国語を学んで感じたこと
私は今までに英語、中国語、日本語と3つの言語を学習し、中国語が一番美しい言語であると感じました。なぜなら、全ての漢字に意味が込められ、さらに熟語にすることで全く違う意味を添加することもできるからです。これだけではなく、日本語や英語に翻訳するとかなりの情報量になる文章を四字熟語や一つの文章で表現することができます。こうすることで、瞬時に相手との意思疎通を可能にします。言語本来の目的は意思疎通であると考えているので、他の言語と比べ速く意思疎通できる点に、中国語の美しさと魅力を感じました。この言語の特徴による影響なのか、中国人は基本的に良い意味でも悪い意味でも態度に表裏がなく率直に意見を発するように感じます。文化だけではなく、言語に影響されて、国民の人格が形成されていく点に言語の興味深さを感じました。
この留学で言語能力の上達のみならず、私の様々な物事に対する価値観が変化しました。一つの問題に対して日本人の思考と中国文化を取り入れた日本人思考の二つの概念から思考できることが、今回の留学での一番の収穫だと感じています。これらから、言語の美しさと興味深さを体感し、本当に言語を学んでよかったと感じました。