Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

同済大学
2017年1月号 国際文化学部 A.H

この留学を振り返って

ついに最後のレポートとなりました。このレポートを書くために上海での11か月間を振り返っていましたが、本当に濃い留学生活だったと思います。この場を借りて、龍谷大学・同済大学の先生方、家族、友達、クラスメート、私に関わる全ての人に感謝の気持ちを伝えたいです。

また、留学を終えた私がこのレポートを通して伝えたいことは一つです。それは、どうか「中国・中国人」この言葉だけですべてを決めつけないでほしいということです。中国には素敵な場所が多くあります、中華料理は安くて美味しいです、中国人は家族や友達をとても大切にします、中国語を通してさまざまな国の友人ができます、私はぜひ多くの日本人に中国に来てもらいたいです。私も実は渡航前、少なからず中国に対して偏見がありました。中国語を勉強していたにも関わらず、中国のことをあまり知らないというのもおかしなことですが、事実そうでした。しかし、中国での留学がそれを変えてくれました。実際に見てみなければ分からないのです。留学でなくて、旅行でもいいので中国へ足を運んでほしいです。ちなみに中国は場所によって方言や食べ物、文化が全く異なります。それを比較するというのも面白いと思います。


最後の旅行

私は留学終了後すぐに日本人の友達と旅行に行きました。行き先は張家界と洛陽です。ここでは洛陽の旅行について述べたいと思います。

洛陽は河南省西部に位置し、長安と並ぶ中国王朝の首都となった都市です。この時期の洛陽は冷たい風が吹き、かなり冷え込みます。また目に見て分かるほど空気が汚かったです。洛陽と言えば、「龍門石窟」が思い浮かぶのではないでしょうか。私たちが行った時期はまだ春節に入っていなかったので来場者は比較的少なかったです。入場券を買い、少し距離を歩くとだんだん石窟が見えてきました。見上げるほど大きいもの、手のひらサイズのもの、不思議な形をしたものなど、さまざまでした。何で石窟を作ったのだろうか。どうやって作ったのだろうか。など多くの疑問が浮かびましたが、龍門石窟についての知識が皆無であったため、解決できずとてももどかしかったです。中国は歴史がとても古いので、さまざまな不思議があり、それらに会うたびに何故という疑問が浮かび、興味が掻き立てられます。

もう一つ、洛陽は夜市が有名だそうです。私たちが訪れた老城十字街は比較的大きな夜市でとても盛り上がっていました。中華料理を食べる機会も残り少なかったのでたくさん食べて帰りました。