Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

東海大學
2019年12月号 社会学部 M.Y

①試験について

東海大学は日本の大学と同じように、1学期内に中間テストと学期末テストがあります。試験期間中は、寮の消灯時間が通常12時から深夜2時まで伸び、また図書館では多くの人が勉強しています。東海大学の学生は、テスト期間以外でも勉強に熱心な印象をもっていますが、テスト期間は特に力をいれて勉強に取り組んでいると思います。

私が通っている東海大学の華語中心には中間テスト、学期末テストはありません。そのため、東海大学の学部の講義を履修していない人はテストがありません。

華語中心にはテストがないため、授業の出席日数・小テスト等で成績が評価されます。小テストは週に一回あり、単語を聞き、書きとるテストです。先生によってテストの頻度や内容が異なり、以前のクラスでは多い時に週2〜3回程小テストがありました。

12月の下旬には、今学期で帰国する人を対象としたテストが行われました。内容はリーディング・リスニングがあり、台湾へ来た2日目に受けたテストと同じものを受けるため、留学を通して自分の中国語力がどのくらい上がったのかを確かめることができます。私は台湾に来た当初、リーディング・リスニングの両方ともほとんど答えることができませんでした。しかし、12月に受けたテストでは自身の中国語力の成長を感じ、特にリスニングにおいて大きな成長を感じました。

(台湾の小学校での活動)

 

②留学先での就職活動

私は3年生の1年間を留学中であり、留学期間の後半には就職活動を始める必要がありました。就職活動を始めたきっかけは、毎年10月に開催される「上海キャリアフォーラム」です。上海キャリアフォーラムでは、中国語圏に留学する人を対象としたイベントで、単なる合同企業説明会ではなく、企業の選考面接も行われます。2日間にわたって開催され、企業によっては内定が出ることもあります。留学先では実際の企業の面接を経験することはできないので、こういった機会を利用して良い経験を積むことができました。

11月後半からは冬のインターンシップに向けての準備を始めました。主にWebテスト・SPI(簡単にいえば国語と算数のような試験)の対策と企業へのエントリーシートの提出です。Webテスト等の勉強は留学中でも行うことができ、また就職活動においてSPIは重要な項目のため留学中でも勉強しておくことをおすすめします。

留学先での就職活動の進め方として、インターネットを活用することは欠かせないと思います。オンラインで面接、説明会、面談、グループディスカッションなどを行う企業もあるので、積極的に活用することで就職活動を留学先にいながら進めることができます。

また現地で共に就職活動を頑張る友人などがいれば、一緒に協力して情報などを共有していくことをおすすめします。

 

(東海大学でのクリスマス)