Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

東海大學
2020年3月号 国際学部 K.H

① オリエンテーションについて

 オリエンテーションについて、予定では2月15日に行われるはずが、2020年一月頃から流行しだしたコロナウイルスの影響もあり、2月27日に延期されました。このウイルスの影響もあり、中国や韓国の学生が留学に来ることができなくなったり、学内ではマスクの着用、体温を測ることが義務付けられました。オリエンテーション当日はビザや保険、履修登録についての説明が主に英語で行われました。そこにはIBP(International Boddy Program)といって、留学生をサポートしてくれる団体のメンバー(空港に着いたときもSIMカードなどをサポートしてくれました)がいて、日本語を話せる学生が後から説明もしてくれました。その後は、中国語のテストをパソコンを使用して受けました。解き終わった生徒から順に一対一でスピーキングのテストがありました。このテストの成績次第で中国語のクラスが決まるのですが、パソコンよりもスピーキングのテストの方が重要だと聞きました。一対一といっても先生はとても優しく終始和やかな雰囲気で緊張もすることなく終わることができました。

 私が台湾に着いたのは予定通りの2月14日でした。その日は、ピックアップサービスを利用して台湾桃園国際空港から東海大学まで車で移動することができました。寮に着いたらすぐにIBPの生徒たちやほかの留学生(その日到着したのは私を含め6人でした)と一緒に東海大学のすぐ上にある夜市周辺のドラッグストアである程度の日用品を買い、みんなで晩御飯を食べました。

 IBPについてもう少し詳しく説明すると、私たち数名の留学生につき一人の学生がバディとしてサポートしてくれます。バディの学生は留学が始まる一か月程前から私たちにメールを送ってくれるのでそこから事前にコンタクトをとることができました。私のバディは日本語は話せないので基本的に英語でコミュニケーションをとっています。コロナの影響で私が大学に到着してから二週間ほどは自由な時間ができたので、私のバディの学生が台中を案内してくれました。台湾について色々教えてくれたり、夜市にも案内してくれてとても楽しかったです。写真はバディの学生と遊んだ時に初めて食べた蚕餅です。とてもおいしかったです。また、夜市で初めて食べた臭豆腐は味は普通なのですが、においが強烈すぎたのが印象に残っています。

 

 

 

② 授業が始まるまで

 何度も書きますが、今年はコロナウイルスの影響もあり、私が大学についてから授業が始まるまで予定通りでは三日のはずが、二週間も空いてしまいました。その間に、大学の上にある夜市を他の日本人学生の友達と食べたり、日用品の買い出しに行っていました。また、寮の部屋は四人部屋で私が到着したころには、前からその部屋で生活をしていた香港人の留学生が一人いました。その子は中国語と英語が話せるので、会話は主に英語ですが中国語も教えてもらっています。その子と台中を観光したりおいしいご飯を食べていました。私が印象に残っているのは香港の子と彩虹眷村へ行ったことです。その村は、1949年以降中国大陸から台湾に渡ってきた人たちが暮らした集落であり、「彩虹爺爺」と呼ばれる一人のおじいさんが描いたそうです。きれいな絵がたくさん描かれていてとても綺麗でした。

 また、その日の晩に私たちの部屋に日本人の留学生が来ました。彼女はもともと香港で去年の夏から一年間留学予定だったのですが、香港でのデモ活動の過激化により、授業がオンラインになってしまったためこっちに移動してきたそうです。私は彼女とは日本語で話すときもありますが、せっかく留学に来ているため会話の半分以上は英語で話そうと心がけています。また、授業が始まる前日にベトナム出身の方も来ました。彼女はドクター学生で、ベトナム語と英語が少し話せます。

授業が始まりまず私がしたことは、言語交換です。CLC (Chinese Language Center)という場所で自分の名前やメールアドレス、自己紹介などを書き掲示板に貼っておきます。そして日本語を学んでいる学生の紙を見て自分から連絡を取ったり連絡を待ちます。私はたまたま今度龍谷大学に留学予定だという学生を見つけたので私からコンタクトを取りご飯へ行きました。授業が落ち着き次第、また誰かと連絡を取って友達を増やしていきたいと思います。