Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

東海大學
2023年4月号 国際学部 S.K

①現地の学生、友人について

もう台湾に来てから半年以上経って、台湾現地の友人と交流する機会も更に多くなりました。私が台湾に来てから驚いたことと言えば、現地の学生たちが海外の人に非常に親切なことです。東海大学は日本以外からも様々な国から留学生が大勢訪れているので、現地の学生たちも海外の学生と交流する機会が多いんだと思います。私が学生証を失くしたときも、再発行する場所が分からず近くの道でウロウロしていたら現地の学生が声を掛けてきてくれて、目的地まで案内しくれました。これはほんの一例で、他にも授業を受けていたら声を掛けてくれたことも何回かありました。

こうした現地の学生の優しさに、特に留学に来た当初は不安が和らいだ思い出があります。その一方、私が龍谷大学にいたときは、留学生に声を掛けるようなことは本当に一度もなかったということに自分が外国人、留学生という立場に立って初めて気が付きました。今までにも海外の人と交流する機会はたくさんあったのに自らその機会を逃していたことに気づき後悔すると同時に、帰国したら私もサポートを必要としている海外の人の手助けができるように積極的な行動をとろうと決めました。

友人に関しては、私は現地の友人によく中国語の発音を矯正してもらっています。そこで面白いのが、私は今まで拼音で中国語を習ってきたのでローマ字で発音してしまうのですが、台湾人は幼い頃から拼音ではなく注音で漢字を学ぶので、私たちが聞くと拼音で読む中国語に比べて注音で読む中国語の方がより現地の発音っぽく聞こえるのです。例えば、中国語の「日本」は拼音で”riben”と読むので、私は頭の中でカタカナの「リーベン」と変換して発音し、伝わらないことが多いのですが、台湾人の友達に読んでもらうと「ジィーベン」みたいに聞こえてすごく不思議でした。注音は漢字とはまた全く違うので覚えるのが大変なのですが、注音を覚えることは発音を良くすることの第一歩になるのではと思いました。

②南投旅行

4月の中旬に、日本人の友達と台湾人の友達と南投というところに旅行に行きました。南投は台中の東に位置していて、台湾で唯一海に面していない県です。また、南投は自然が豊かなことで有名です。私たちが止まったホテルは標高が2000mぐらいのところにあって、最寄りのコンビニのお菓子の袋がパンパンに膨張していて面白かったです。また、台中だと気温が30度を超える日もある4月でも、そこでは平均の気温が15度前後で非常に涼しく、夜は寒いと感じるほどでした。そのため、台湾の人たちは避暑地としてこの時期に旅行に訪れる人が多いようです。

この旅行の間、私たちは合歡山という山と清境農場というところに行きました。合歡山は海抜高度が3500m弱あるほど高い山で、私たちは途中までバスに乗って3200mぐらい高さのところまで登りました。ホテルのあるところは霧が濃く、綺麗な景色が見れるか不安でしたが、この高さまでになると快晴で、むしろ暑いと感じるほどでした。景色もとても綺麗でよかったです。

清境農場は、ホテルから合歡山への途中にある農場で、ここでは羊の放牧がおこなわれていて、景色を楽しむほか、羊と触れ合う事もできます。私たちが訪れた日は天気がとてもよかったので、まるで台湾じゃない海外のような雰囲気を味わうことができて、非常に良い息抜きになりました。