Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

フィリピン大学ディリマン校
2023年11月号 国際学部 M.O

【授業紹介】

 私は現在、「Filipino 3」「English 1」「Community Development 11」を履修しています。Filipino 3は、留学生向けに開講されており、フィリピノ語(タガログ語)の基本的な会話表現や文法を学ぶことができます。火曜日と木曜日の13時から14時半まであり、木曜日は教授から送られてくる資料を読み、課題に取り組みます。練習問題を解くことと、その範囲に沿った文章を5文または、10文作成し、それを各自レコーディングして、教授に提出をするというのが、この課題の流れです。火曜日は木曜日に自習した内容を教授が改めて説明をし、その後、ペアワークを通して会話練習をします。

 English 1では、大学でエッセイを書くために必要な英語の基礎を学ぶことができます。火曜日と木曜日の14時半から16時まであり、主に事前に共有されている資料をもとに授業が進みます。教授が一方的に説明をする授業だけではなく、教授が質問を投げかけ、その質問に対して生徒が答えるという機会も多くあります。

 Community Development 11では、南北問題に重点を置きつつ、貧困の定義や、コミュニティー開発の概念や方法について学びます。授業は、水曜日の8時半から11時半と3時間と少し長めに感じるかもしれませんが、内容によってはあっという間に過ぎる日もあります。講義型形式の授業がメインですが、教授の質問に対して、グループで話し合う機会も多くあります。25人ほどのクラスの中で、日本人が1人ということや、英語だけではなく、タガログ語で話が進む場面もあり最初はついていくことに必死でした。しかし、授業中にタガログ語から英語に通訳をしてくれるクラスメートの存在や、授業後の1対1のレッスンで、教授とその日の授業内容をもう一度復習する機会もあり、楽しく授業を受けることができています。

 

【Caltual Day Trip】

 11月6日に、留学生向けに企画された学外イベントがあり、「Villa Escudero Plantations and Resort」というところに行きました。

 そこには、フィリピンの中でも最大級の博物館があり、世界中から集められた人形や陶器などの美術作品や、さまざまな国の民族衣装などが展示されていました。博物館をまわった後、フィリピノゲームをして楽しみました。お昼には、滝から流れてくる水に足をつけながら食事ができるレストランに行きました。そこでは、カマヤンと呼ばれるフィリピンの伝統的な食事の仕方を体験することができます。バナナの葉の上に食べ物をのせ、それを手で食べるというのが伝統的なスタイルですが、お箸やフォークを使って食べることもできます。下の写真のようなフィリピン料理を堪能しました。昼食後は、敷地内にある湖で、竹でできたいかだに乗ることができるラフティングという水上アクティビティを体験しました。そのほかには、フィリピンで有名な民族ダンスグループによるダンスショーの鑑賞や、水牛車の乗車体験などもしました。

 大学キャンパス内からのバスによる送迎だけでなく、朝・昼・晩の3食も無料でついており、その上、施設内のアクティビティを通して、フィリピン文化を多く感じることができたいい1日でした。

 

    

           The Labasin Waterfalls Restaurant

 

    

                  Bamboo Rafting       The Escudero Private Museum