①この留学を振り返って
無事に一年間の留学を終了することができました。一年前、不安と期待でいっぱいのまま高雄空港に到着してから一年が経ったのかと思うと、とても感慨深いです。台湾に着いてばかりのころは中国語が話せなかったので街中の看板や周りの人の会話も理解できず、また生活にも慣れなかったので不安がとても大きかったです。ですが、時間が経つにつれ台湾の生活にも慣れ、中国語もだんだん理解できるようになりました。また、留学中にたくさんの友人と出会い関わることができました。一緒にご飯を食べに行ったり、集まってお喋りしたり、旅行に行ったり、たくさんの時間を共に過ごし、忘れられない思い出がたくさんできました。この留学は友人たちがいたからここまで充実したものになったと強く感じますし、友人たちの存在が文藻に留学してよかったと思える一番の理由です。また、この留学は自身の成長に大きくつながったと感じます。留学中は、充実した留学にできるように、周りの人の力を借りながらボランティアや様々な活動に積極的に参加しました。留学前は常に受け身の態勢で自分から動くことはあまりありませんでしたが、この留学中は自分ですべきことを考え、積極的に行動できたと感じますし、その結果それが自分の自信にもつながったと思います。この一年間で得た経験や知識、また関わってくれた友人や、過ごした時間は一生の財産だと感じます。コロナ渦の中、留学の継続を決断してくださった大学や親、また留学中に支えてくれた友人たちには感謝でいっぱいです。この一年間を、文藻外語大学で過ごせて本当に良かったです。
②語学学習について
私は英語枠で留学したので、留学開始前は中国語を勉強した経験はほとんどなく、留学開始後に初めて本格的に中国語を学び始めました。自分で選択する大学の授業は英語で開講されているものを履修し、中国語はキャンパス内にある華語センターで毎日2時間勉強しました。ですが、両立して学ぶことが難しく感じたり、学習の進め方に悩むことも多かったです。最初は中国語が全く話せなかったので、留学生の友人と英語で会話することが多かったのです。ですが、だんだん中国語が理解できるようになると、台湾人の友人と中国語でスムーズに話したいという気持ちが強くなって中国語学習ばかりに目を向けてしまう時もあって、両立が難しく思うこともありました。ですが、文藻は外国語大学なので留学生が多く、また英語学習のために利用できる設備もあります。自分次第で中国語はもちろん英語も学べる環境があると感じます。結果的にはTOEICのスコアも上がり、TOCFLの資格も取れたので、この一年間で英語と中国語の両方を伸ばすことができました。