Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

上海師範大学
2014年3月号 国際文化学部 M.N

≪オリエンテーションについて≫

上海師範大学では、授業が始まる一週間前からオリエンテーションが行われます。

オリエンテーションの主な内容は以下の通りです。

●学費の支払い

交換留学生は学費を支払う必要はないので、その旨を伝えましょう。

●学生登録手続き

ここでは日本で用意した証明写真が何枚か必要になります。

●保険加入

この保険に加入するかしないかは任意です。私は龍谷大学指定の保険に加入しているのでこの保険には加入しませんでした。

●クラス分けテスト

「テスト」と書いてありますが、「相談会」と言う方が合っていると思います。先生と一対一で自分に合うレベルのクラスを選びます。授業で実際に使用する教科書がどの程度読めるか、先生からの質問にどの程度答えられるかがクラスを選ぶ際の判断材料になります。もし、授業開始後にそのクラスのレベルが自分に合わないと感じた場合は、変更することが可能です。(ただし、今より難しいクラスに昇級したい場合は、テストを受けて合格する必要があります。)

●キャンパスツアー

これは国籍別に分かれて行われるので、日本人留学生と知り合える良い機会です。

●留学生の始業式

●教科書の購入

クラスによって使う教科書が異なるので費用も異なると思いますが、約200~300元です。

●健康診断

この時に日本で受けた健康診断の診断書などが必要になります。ほとんどの留学生が採血をされました。費用は約200元です。

●居留許可の申請

各自、公安に行かなくても大学がまとめて手続きの申請をしてくれるようです。費用は約400元です。

 

この期間中はパスポートの提示や証明写真が必要な場合が多いです。オリエンテーションは一週間かけて行われますが、毎日大体午前中までで終わるので、午後は時間に余裕があります。時間があるうちに生活用品を揃えたり、奨学金を受け取るための銀行口座を開設しに行ったり、バスや地下鉄に乗るときに便利な交通カードを作りに行ったりすると良いでしょう。

 

≪最初の一か月の過ごし方≫

留学に来て最初の頃は、中国での生活に慣れることで精いっぱいでした。慣れない道に慣れない空気・・・。右も左も分からないような環境の中で生活を始めるというのは、何をするにも勇気が必要で、常に恐怖でした。しかし、同時期に留学に来た日本人とお互いに助け合ったり、半年前からこの大学に留学をしている日本人の先輩たちに生活に便利な情報を教えてもらったりしながら、一か月たった今では日本にいた頃とほぼ同じように生活できるようになりました。助けられたおかげで精神的にもかなり救われたので、日本人の知り合いを見つけることは大切なことであると感じました。

また、午後から時間がある日がほとんどなので、その時間を持て余してしまわないようにできるだけ早く毎日のタイムスケジュールを考えることが大切です。私はもう少し授業に慣れたら、午後はHSKの勉強や相互学習がしたいと考えています。

三月の上海は想像以上に寒い日が多かったです。来てすぐ風邪を引いてしまい、少し辛い思いをしました。すぐ暖かくなると思っていたので、日本からあまり冬服を持ってこなかったことを後悔しています。周りの留学生も風邪を引いている人が多かったように思います。寒いのが苦手な人は冬服も多めに持ってくることをおすすめします。

 

 

キャンパス内に芝生が広がっている場所があります。休日の晴れた日は多くの学生や親子連れがひなたぼっこをしています。

 

授業が行われる「南大楼」という建物の裏にある桜が綺麗に咲いていました。

 

キャンパス内は緑がいっぱいです。