Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

オーボアカデミー大学
2022年 12月号 国際学部 W.S

①治安、危険を感じたこと、トラブルについて

 基本的にフィンランドの治安は非常によく、私が生活しているヴァ―サという町は日本以上に安全なのではないかと思うこともあるほどです。そのため、これまでに治安の面で危険を感じたことは特にありません。もちろん最低限の注意は必要ですが、治安について心配する必要はないと思います。

 しかし、気候が日本とはかなり異なります。私の出身地域では0度を下回る日が続くことはなかったため、気候の点で危険と感じることが多いです。例えば、11月の半ばごろには通学の道が凍りだしました。普通のスニーカーでは非常に滑りやすいため注意が必要です。ヴァ―サはフィンランドの中では晴れが多い地域だそうで、雪が積もり出したのはヘルシンキよりもかなり後でした。12月の半ばには数日間雪が降り続けヴァ―サも積雪がありました。街中にあったEスクーターは雪道での走行が危険なため、街中から全て回収され使えなくなりました。1度積もった雪は気温がプラスになっても完全に溶けきることはありません。溶けだした雪は非常に滑りやすく、普通に歩くことすら非常に危険な状態です。靴につけるスパイクを購入し、スリップしないようにする必要があります。

 また、11月から12月にかけて非常に日照時間が短くなります。12月中旬だと、10時過ぎに陽が昇り、15時には陽が沈みます。太陽に当たる機会が減ることで体内のビタミンDが不足します。これは鬱のような状態になるなど精神面にも影響します。そのため、特にこの時期はビタミン系のサプリの摂取や、なるべく人と過ごすようにするなど、意識して心の健康を保つ必要もあります。

 治安に関しては危険と感じることはありませんが、天候に関しては非常に注意が必要です。日照時間が短くなりだす11月は、何事にもやる気がなくなってしまった日が続きました。12月末の現在はこの日照時間の短い日々にも少し慣れ、たまに晴れの日があると太陽のありがたみをものすごく感じられます。これは日本では感じることのなかった発見の一つかなと思います。

⇑12月15日 15:22

この時期は特に日照時間が短く15時には陽が沈みます。路面も積雪と氷結で歩きにくくなっています。

 

② ESNとLAPLAND旅行

 12月の上旬にESNのツアーでフィンランドの北部、Laplandに行ってきました。今回はその旅行について書かせていただきます。旅行についてお話する前に、まずはESNについて簡単に説明させていただきます。

 ESNとはErasmus Students Network の略称で、ErasmusとはEU圏の学生の交流を促進するためのものだそうです。こちらで出会ったEU加盟国出身の留学生はこのErasmusを通して留学に来ている子が非常に多いです。Vaasaには ESN Vaasaという組織があり、留学生のためにイベントや旅行ツアーを企画・開催してくれます。イベント等に関してはWhatsAppのグループやInstagram等のSNSで知ることができます。これらのイベントに参加することでVaasa内の他大学に通う留学生にも知り合うことができます。私は ESNのイベントに参加したことで University of Vaasaに留学中の龍大生がいることを初めて知りました。

 そして、今回の旅行もESN主催のツアーで、バス3台分の留学生がVaasaからLaplandに行きました。ツアー自体にはVaasaからLaplandの往復バス、宿泊先のコテージといくつかの体験が含まれていました。様々な追加オプションを事前に購入することで犬ぞりなどといった体験に参加することができます。私はオプションをほとんど全て購入したので、旅程はかなりハードでしたがものすごく楽しい一週間でした。今回宿泊したエリアには徒歩圏内にスキーやスノーボードができる場所があったり、その他にもレストランやお土産屋等もありました。なので、個人的には全ての体験を購入しなくても十分楽しめたのかなとも思いました。

 初日は超早朝にバスに乗車し、休憩を挟みながら長距離バスでLaplandに向かいます。まずはRovaniemiにあるサンタ村に向かいました。その後、滞在先のSaariselkäまでさらに北へと進み、コテージに4日間宿泊しました。暖炉とサウナ付きのコテージで、私はオーボアカデミーの留学生たちで一つのコテージに宿泊しました。その後の日程で、犬ぞり、クロスカントリーに、アイスフィシング、トナカイとの触れあい等、様々な体験をしました。これらの体験は全てバス移動で、ガイドさんが様々なことを説明してくれるので初めての体験でも十分楽しめました。私の中での1番の体験は、フィンランドからさらに北にノルウェーまで進み、サウナの後に極寒の北極海に入ったことです。みんなで叫びながら極寒の海に入りました。今後一生忘れないような体験になったので、これは機会があれば是非参加してみてください。最終日は、なにもアクティビティがなかったので3時間だけスノーボードをしに行きました。その後、また長距離バスでVaasaまで帰りました。

 今回の旅行では、普段日本ではできないようなことをたくさん経験することできました。また、留学生のみんなが帰国する前にみんなで一緒に過ごした忘れられない旅になりました。

   

⇑Lapland旅行での犬ぞりと北極海の様子

 

 気づいたらフィンランドに来てから4か月が経過し、autumn セメスターが終了しました。多くの留学生は autumnセメスターのみの留学のため、12月の中旬にはみんなとお別れしなければなりませんでした。親しくなったみんなとのお別れは非常につらかったです。またいつかの再会を約束し、Vaasaを去るみんなを見送りました。新たな出会いにも期待しつつ springセメスターも頑張っていきたいです。

⇑オーボアカデミーの留学生でお別れパーティー

フィンランドの学生の象徴オーバーオールを着て乾杯。オーボアカデミー class teacherの学生は紫色のオーバーオールです。