Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

オーボアカデミー大学
2023年10月号 国際学部 N.H

①生活環境について

 

街並み

フィンランド、そして僕の住んでいるトゥルクの環境について話します。トゥルクは本当に綺麗な街です。人口はヘルシンキ、タンペレに続く3位です。自然が本当に豊かで、なおかつ中心地に行くとショッピングモールや大きなマーケットホール、屋外マーケットスクエアなどもあり個人的にはちょうど良いなと思っています。住んでいるところから本当に1分のところからスタートするハイキングコースもありよく行っています。

最初街を歩いた時はやはり建物の形が日本と全然違うことが一番印象的でした。街の中心には大きな川が流れています。

僕の出身である京都市と比べると本当に小さな街だなと思うのですがフィンランド全体の人口自体、大阪府の人口と同じぐらいなので日本の人口密度が凄いだけだなとつくづく思っています。

↓トゥルクの家         ↓シティーセンター

   

住居

住んでいるところはIltakajoというところで、留学生用の団地みたいな感じです。応募するときにもう一つのStudent Village West(以下SVW)というとこが選べるらしいのですが、僕はなぜが選べなかったです。Iltakajoに住む場合ルームメイトが1人か2人必ずいます。ルームメイトは人種など関係なしにランダムで選ばれるらしく、僕の場合アイルランド人と日本人でした。自分の部屋はありますが、キッチン、シャワー、トイレなどを共有します。トイレットペーパーなどの消耗品の購入や共有スペースの掃除など、ルームメイトと相談して決めると関係がうまくいくと思います。友だちに聞くと結構ルームメイトと喧嘩したって人がいるので僕は潤滑にいっていると思います。

部屋の様子を写真で載せています。日本で住んでた寮よりも2倍ほど大きくて嬉しかったのですがルームメイトの部屋を見せてもらうと圧倒的に狭かったので、僕が角部屋で大きいだけでした。引越した当日、エアコン(暖房)が無いことに気付き、ヨーロッパ人の友だちに連絡したところヨーロッパにはまずエアコンは存在しないと言われ笑われました。写真のベッドの裏側に薄い板が張り付いてるのが見えますが、それがヒーターらしいです。

  

フィンランドなので、もちろん寮にサウナがあります!8人キャパぐらいのサウナで、シャワーがついてます。ロウリュ式で、自分で石に水をかけて温めます。正直最初はお風呂が余計恋しくなってしまったのですが今はシャワーのみで慣れました。サウナ、洗濯機、クラブルーム(パーティーなどをする時に使用するキッチン付きの広い部屋)はオンラインで予約することができます。家賃は月330ユーロ(5万3000円)で、結構安い方だと思います。ルームメイトが1人だけの場合プラス20ユーロ、そしてSVWに住む場合はこれより高いそうです。SVWに住んでいる人を訪れたのですが、少し古い感じがしてIltakajoの方が新しくて内装はいいと思います。内装と家賃を気にするならIltakajo、立地を気にするならSVWだと思います。

 

②街の設備について

移動手段

先述したように、アパートの立地は正直もう一つの寮と比べると全然良くないです。中心地や学校に行くまでに歩くと1時間半以上かかります。SVWの場合学校まで歩いて10分以内です。トゥルクには電車が無く、基本的に移動はFoliというバスを使います。月額35ユーロほど(5500円ぐらい)で乗り放題で、留学生はほぼ全員入会してます。僕も購入しているのですがバスがあまり好きではないので雨じゃない日はDonkey Repblicというレンタル自転車を毎回使ってます。Foli会員だと1時間以内のレンタルの場合乗り放題です。ステーションはトゥルク中いたるところにあり、乗り捨てすることができます。1時間以内には必ずステーションが見つかるので基本的にお金を払うことはないです。僕は一度自転車をロックし忘れて一晩放置してしまい30ユーロ払うことになったので気を付けてください。現地の人はよくレンタルの電動キックボードを使っています。一度試しに乗らせてもらったのですが盛大にこけてしまいました。危険なのでもう使うことはないと思います。

トイレについて

日本に比べると、フィンランドにはトイレがほぼありません。最初は本当にどこにもなくて困惑しました。引っ越して2か月がたった今ではトイレのことについて心配することはもうありません。ヨーロッパに住む場合、身の回りの”トイレがある場所”を把握する必要があります。平日の昼間だと近くの大学のキャンパス、図書館、シティーセンターのショッピングモールなど、夜や土日の場合、KFCなどの夜遅くまでやってるようなファストフード店に行って飲み物だけを買ってトイレを借りるなど。飲食店の場合、トイレに入るのに暗証番号が必要で、店員さんに聞くと番号を教えてくれる(レシートに書いてある場合もある)か、遠隔でレジからドアを開けてくれたりする場合など場所によって違います。

一度旅行でドイツに行ったのですが、ドイツでは飲食店で食事をしてもトイレを使いたかったら別途でお金を払わないといけないシステムのところが多かったのでヨーロッパでも国によって違うっぽいです。

その他の設備

フィンランドでは課題などをするとき、あまり大学のキャンパスや図書館でやるのではなく、市立の図書館を使うみたいです。キャンパスでは主にグループワークをする時使うことが多いらしいです。僕は自分の部屋で課題など絶対できない人なので図書館にはほぼ毎日行ってます。シティーセンターの近くによく行く図書館があるのですが、雰囲気がめっちゃいいです。飲食もオッケーなので快適です。

↓図書館(Turku City Library, Linnankatu 2, 20100)

こっちに来てからCampus Sportsというフィットネス会員に入会しました。学生なら誰でも入れます。トゥルクに3つあるジムが使い放題で、定期開催されるカジュアルなスポーツやヨガなどの講座みたいなものも参加し放題です。日本で行ってたジムは月7000円なのにも関わらず、ここの値段は月10ユーロ(1600円)で、本当に安いのでおすすめです。渡航直後は何をしたらいいかわからなかったのでずっとこのジムに引きこもってました。