① 授業紹介
私は、留学先のフランス、エクス=マルセイユ大学でALLSHという人文学部に所属しています。この学部では、言語、人類学、心理学など多くの授業が開講されていて、個々人が好きな、興味のある授業を履修することができます。私は今学期の授業では、フランス語を集中して学ぶために、フランス語の授業とこちらの大学の日本語学科の学生が受けている日仏翻訳の授業を取っています。フランス語の授業は、レベルがB1からC2まであり、自分に合ったレベルの授業を受けることができます。この授業では、文法やリスニング、リーディングを主に行っていました。週に二回授業はあり、一回1時間30分です。私が、受講した授業は一日をリスニングをして、もう一日がリーディングをして、文法をする流れでした。1つのクラスの人数は、20人ほどでフランスでは少人数の授業のことをTD(Travaux Dirigés )と呼び、大人数で行われる講義はCM(Cours Magistral)と呼ばれます。次に、日仏翻訳の授業です。こちらは、教授が準備する日本語の資料(新聞記事やコラム、小説の一節)を授業中に翻訳していくのが授業内容です。学年によって、日本語の資料の難易度が違い、新聞記事のような難しい内容を翻訳資料として扱うクラスもあります。基本的に、授業時間が週に1時間30分のものは3クレジット(日本の2単位)、3時間の授業は6クレジット(日本の4単位)という単位になっています。他にも、4時間の授業もあり、長時間の授業はだいたい6クレジットです。
② フランスでの食事について
フランスと日本の大きな違いの一つとして食事があります。フランスでも、日本食のレストランやアジアのレストランは多くありますが、とても高いうえにあまりおいしくないところが多いです。フランスは、物価が日本よりも高いですがアジア料理はそれ以上に高いです。例えば、ラーメン一つにしても12~15ユーロ(2000~2500円)ほど、お寿司にしても一貫4ユーロ(600円)で売られています。物価が高いため、レストランに食事をしに行かないのですが、フランス料理のレストランは大人数で行くと、割と普通の値段で食事が可能だと思います(夜ごはん3000円ほど)。フランスで安く食べれるものにケバブがあります。ケバブであれば、ケバブ、ポテト、ドリンクセットで8ユーロ(1300円)で食事することができます。高いように思いますが、フランスではケバブはコスパの良い食事だと感じます。
外に出かけて食べると高いので、基本的に私は自炊するようにしていますが、大学の学食をメインに一日の食事をとっています。スーパーでも、お肉や魚は、高くて買うことができないので基本的に学食でお肉などを食べるようにしています。前の部分でも、話しましたが大学には四か所に食堂があります。ある食堂では、持ち帰り用の容器と袋が置いているところもあり、二食分のプレートをとり、その一つを持ち帰っている学生もよく見ます。学食を利用することは、かなり食費を安くすることに役立っています。