Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

エクス=マルセイユ大学
2024年4月号 国際学部 S.N

①授業紹介⑵
私は前期、後期ともに日本語学科が開講しているAnalyse et traduction という日本語からフランス語への分析、翻訳の授業を選択していました。この授業は学期ごとに先生が違い、授業形態も少し違っていました。前期は、先生が選んだネットの記事(寿司や、なぜかインドのAloo gobiという料理の作り方、日本の新聞記事など)を分析、翻訳しました。分析は、助詞を矢印で分類したり、特定の単語や短い文章などに括弧をつけたり四角で囲んだりと、日本人が見たことのない方法でした。また、授業は一コマほぼ先生が説明をして進めていました。それに対し後期の授業は、フランス人、日本人がそれぞれ入ったグループでの共同作業でした。10のグループがあり、それぞれ振り分けられた週の分の翻訳をグループ内で完成させ、授業中にプレゼンのように発表して、他の学生の翻訳の提案も取り入れ最善の翻訳文を作るというものでした。その週の発表を担当しない学生は自分自身で翻訳をするのが宿題でした。前期は先生が話して授業を進めるスタイルでしたが、反対に後期は先生がというよりも生徒が授業を作り上げていくスタイルだと感じました。後期の翻訳も先生が用意した教材でしたが、大半が論文や小説でした。前期も後期も、先生がフランス人、授業期間内の翻訳のテストが行われるという部分は共通でした。

 

②旅行⑶
4月の下旬に授業期間が終わり、復習期間一週間の後のバカンスに入ったので海外旅行をしました。今回はオランダ、ポーランド、オーストリア、ハンガリーの4カ国を一週間で回りました。オランダはアムステルダム(写真1枚目)、ポーランドはクラクフとその郊外にあるアウシュヴィッツ(2枚目)、オーストリアはウィーン、ハンガリーはブダペスト(3枚目)に行きました。なぜこのようなプランになったかというと、オランダは友達に会いに、アウシュヴィッツは、死ぬまでに一度は訪れておきたいと前々から思っていたから、東欧は友達に付いて行こうということでこのような長距離移動になりました。この旅行で一番印象深かったのは、やはりアウシュヴィッツでした。本来はツアーでガイドを聞きながら回るのが最も理解しやすいと思いますが、残念ながら予約が既に埋まってしまっていたため予約なしで入れる時間帯に行きました。予約なしの枠は16時〜18時の間で、私が入れたのは17時だったため十分な時間がなく、有名なビルケナウ収容所(第2強制収容所)には行くことができなかったですが、第1強制収容所は見て回ることができました。実際に足を踏み入れ、このようなことが起こっていたという事実を目の当たりにしましたが現実を受け入れられませんでした。収容所の施設内は淀んだ重い空気が流れていたのに対し、施設の外は草も花も生え、青い空が広がっていたためその差に心が追いつかず言い表せない感情になりました。思った以上に心に刺さるものがありましたが実際に自分の足で訪れること、知ることがいかに大切であるかを理解することができました。