Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

オーフス大学
2016年3月号 文学部 M.T

余暇の過ごし方

デンマークにおいての余暇の過ごし方は、現地の学生と留学生によって過ごし方が違う印象があります。たとえば一週間ほどの休暇がとれた場合、留学生はまだ訪れたことのない町や観光地に行く人が多いですが、対して地元の学生は課題が多いことも手伝って、アパートでゆっくり掃除をしたり、本を読むなりしてゆっくり過ごします。しかし、彼らが旅行をする際は、海外に行く傾向が強いように思います。日本では海外に行くという事はかなりの出費を強いられるというイメージがありますが、デンマークでは電車でドイツに行くことができます。陸続きなので車でデンマークの国境を越えることもできますし、飛行機を使えばものの数時間で色々な国を訪れることができます。ただ、留学生が海外旅行をする場合は書類関係に気を使わなければならず、デンマークで発行されるピンクカードという証明書を持参しなければ入国できないことがあります。私の友人もノルウェーに入国しようとしたところ、ピンクカードを持参していなかったためデンマークに送り返されたり、反対にデンマークに再入国させてもられなかったという実体験を語ってくれました。デンマークの留学生として海外旅行する場合は様々な国を気軽に訪れることができるのでたいへん魅力的ですが、そうした書類関係をしっかり準備しないと厄介な事態に巻き込まれるので注意が必要です。

日本語カフェ

後期に入り、日本語カフェの運営を担当することになりました。日本語カフェとは、毎週金曜日に日本語を勉強している現地の学生と日本人留学生が交流するイベントです。カフェと言っても教室を予約して茶葉とクッキーを持参するという小さな集まりですが、たまに噂を聞きつけたデンマーク人や、他国の留学生も遊びに来てくれてとても楽しいイベントです。基本的な流れは、イベント開始と同時に、あらかじめ決めておいた日本やデンマークについてのテーマを5分ほどのプレゼンテーションで紹介した後、各自自由に話し合うというものです。プレゼンテーションは私ともう一人のデンマーク人で交代で行っています。僕が日本について、もう一人がデンマークについて紹介しています。毎週プレゼンテーションを考えたり、日本語カフェに必要なものを手配するので責任が生じ面倒だと思うこともありますが、プレゼンテーションの練習ができたり、地元の人たちの話を聞くことができたり、とても有意義な機会を与えてもらっていると思います。また、本には載っていない日本のちょっとマニアックで面白いこともこういった小さなイベントでは紹介することができ、地元の学生はとても喜んでくれている印象です。これまでバレンタインデー、テレビCM、ひな祭り、お花見、居酒屋について紹介しましたので、来週はゴールデンウィークあたりをテーマにパワーポイントを作成しようと思います。