Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

オーフス大学
2012年3月号 文学部 S.K

日本から持ってきたら良かったと思う物について

スマートフォンやipod touchなど、小型でインターネットが使えるものを持ってきたらよかったと思います。携帯電話は現地で買った方が安いのでデンマークで買ったものを使っていますが、それはメールと電話の機能しか入っていません。インターネットを使う際にパソコンとは別に小型のものがあれば日々の生活がとても便利になります。デンマークはWiFiがとてもよく通っているので、どこでもインターネットを利用することが出来ます。何より小型のものを持っていると、旅行の時に大変重宝します。ヨーロッパは格安飛行機がたくさん出ているので、私もよく利用するのですが、格安航空会社は荷物の規定が厳しく、大きさや重さなどがしっかりと制限されています。パソコンも荷物に加えるとカバンの中で場所を取るし、一気に重くなるので、そういうときに小型でネットが使えるものをもっていれば便利なのに、と思います。

またこれはものではありませんが、英語力は留学前にもっとつけておけばよかったと痛感しています。もちろん留学中に英語力は伸ばせますが、元々のレベルが低いとその分伸びしろも小さくなってしまうと思います。また自分の英語力が低いと周りと比べた時に劣等感を感じて、人前で話すのが嫌になってしまうこともあります。実際に私は留学前にあまり英語を勉強していなかったので、今になって必死に英語を勉強しています。留学前は留学中の自分を具体的に想像出来ないし、出発までの期間が割と長い分、英語を勉強するモチベーションを保つのは大変ですが、そこでどれだけ頑張るかで留学生活が大きく左右されるので、英語力はつけれるだけつけておいた方がいいと思います。

 

現地の学生、友人について

デンマークの学生は本当にメリハリがあるなと思います。平日はどこの図書館の学習スペースもほとんど埋まっていて夜中まで勉強している人も少なくないし、授業中も積極的に質問したり先生が意見を求めるとみんなどんどん手を挙げて発言したりととても勉強熱心なのですが、週末になるとびっくりする程の量のお酒を飲んでとても陽気になります。普段まじめなイメージがある分、その変わりようには本当に驚きます。またこちらの学生は日本に比べて男性も女性もよく料理をします。デンマークで外食をするととても高くなってしまうので、あまり外食はせず自炊をすることが多いようです。そのため友人と遊ぶときはよくホームパーティーをします。友人何人かで集まって料理を作ったり、お酒を飲みながら話したりする穏やかな過ごし方はとてもデンマークらしいなと感じます。この間も友人がカルボナーラパーティーを開催してくれたのですが、ちゃんとベジタリアン用のカルボナーラも別に作ってあったのを見て、文化の違いを感じました。

 

デンマークの食事について

先ほどデンマークで外食すると高いと書きましたが、オーフスにはいろいろなお店があるのでせっかくなので少し触れておこうと思います。まず驚いたことに、オーフスにはお寿司屋さんがとてもたくさんあります。私が知っているだけでも街の中心に5,6件はあります。デンマークではお寿司がとてもポピュラーな食べ物なのだそうです。またOishii Sushiというお店があるのですが、店の看板に日本語で’おいしい寿司’と書かれてあり、初めて見た時はとても驚きました。ちなみにその店では3月頃まで日本人の方がワーキングホリデーで働いていました。私はまだお寿司屋に入ったことがないのですが、値段はだいたい300DKKぐらいするそうです。

おしゃれなカフェもたくさんあります。おすすめなのはLøve’s Bog- og VinCaféというカフェです。バスの停留所から歩いて2分ぐらいのところにあり、アンティーク調の店構えをしています。ここはお昼になるとランチセットが出ます。ランチセットはパンとコーヒーとチーズで45DKKと少し高めですが、チーズがとても美味しいです。また店の中には本がたくさん置かれており自由に読んでよいので、とても居心地がいいです。

ファーストフード店ではとにかくたくさんのケパブショップがあります。店だけでなく露店もたくさん出ていて値段も割と手頃なので、若者に大人気です。またなんとデンマークのセブンイレブン(デンマークにはセブンイレブンがたくさんあります!)にはやきとりが売っています。見た目や味は完全にやきとりなのですが、惜しいことに表記はYakatoriです。本当はYakitoriなのにと思いつつ注文する時はYakatoriと言わないといけないので不思議な気持ちです。