Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

オーフス大学
2013年4月号 国際文化学部 Y.K

*この1年を振り返って

帰国まであと2か月をきり寂しく感じますが思い返すと長かったなと感じます。1年間の留学は予想・期待通りにいかないことが多く悔いが残る場面もあ りましたし、その一方で想像もしていなかった素晴らしい貴重な体験をさせて頂いたことも多くありました。嬉しい、悲しい、楽しい、しんどい日々を特別な留学期間という自覚をもって過ごしたこの8カ月の間、自分がどうありたいのか何がしたいのかを考えながら、理想と現実とのギャップに悩みプレッシャーを感じ ることが多かったです。その分、自分のしたいことを求めて行動しチャレンジする経験をもてましたし、一方で自分の本当にダメなところ・いい加減なところを 自覚しました。今は残りの留学生活で自分のダメなところを自信のもてる部分に改善するよう努めます。留学期間は自分をとことん試す時間だと思います。自分 の考え方次第で自分の可能性が広がりも狭まりもします。残り2カ月余りで自分の可能性がどのように変わるかが楽しみです。

 

*帰国後どう留学経験を生かす予定なのか

就職活動を始めるので留学経験から得たことをまとめ自己アピールする予定です。異国の人との関わりが好きなので日本に帰って新しく異文化交流活動に参加したいとも思いますが、就職しても留学中に出会った人々とのつながりを大事にしていきたいと思います。

 

*留学の動機について

私はオーフス大学に留学したいと思った理由は学びたい授業があったからでした。しかし願書を提出する時になると、その授業が見つからなかったので仕 方なく他に受講したい授業を探し登録したのですが結局その授業も定員に達し渡航後に受講できないということを知り留学当初すぐにモチベーションが低下した ことを覚えています。一時期は何故留学にきたのだろうと思ったりしました。しかし、留学中にしかできない経験や自分を見つめる時間をもつことが出来ましたし、今で は留学にきてよかったと思えます。ただ、1年間も必要だったのだろうかともやもやする部分もあります。交換留学は1か月や半年の短期留学ではなく1年間の留学 です。1年間自分に投資する期間がもてますが、その分しっかりした目標や留学中にしたいことを明確にして準備しておかなければあっという間に1年間をもっ たいない期間にすることもできると思います。私は勉強したい授業があるという理由でオーフス大学を選び、その授業を受講できずにモチベーションが下がると いった経験をしましたが、今思うと受け身だったなと感じます。最近になって自分が挑戦したいことは何か、こちらで克服したいことは何かとよく考えるように なり、情報を集め今は帰国までに新らしいことに挑戦する機会を持つことができましたが、これを留学以前にしていなかったことを悔いています。もちろん学びた い授業以外にも、異文化交流がしたい英語力を伸ばしたい等といった理由もありましたが、留学に行けばいいという気持ちだけもって何をしてどこに行ってその目標を達成するのかといったことは考えていませんでした。受け身であっても、1年間留学できますし帰る頃には色々感じることも多く持てると思いますが、「留学 行ったらこれができる」ではなくて留学いってこういう経験がしたいけど、じゃあ留学先ではそのためにどうしたらいいのか?何をしよう?と考えて事前に調べ たり周りの人の意見を聞いたりすることで留学生活もより一層充実するだろうし無駄な悔いもしないのではないかと思います。またそういう下積みをしっかりす ることで、なぜデンマーク・オーフス大学でないとダメなのか、他の北欧ではだめなのかといった質問にも無理なく答えられると思います。