Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

オーフス大学
2013年5月号 経営学部 L.Y

デンマークから日本に戻ったら、大学院へ進学希望です。三回生の時、地域企業論という科目の影響を受け、企業と地域との共生の関係を考え始めました。企業が地方に進出し、又は工場を建つことによって、雇用増加と同時に人口の流失が緩む、若者が残るこそ、地方の活性化に担い手になります。その一方、経済の繁栄が進みながら、伝統的な価値観が変わりつつ、人と人との絆が薄くなり、地方に属する独特な文化が失っています。こうして、人間性のある町作りに関心を持つようになりました。大学院へ進学する際、地域活性化に関する学部に願書を提出するつもりです。ヨーロッパにおける、各地方は自分なりの特徴がありながら、過ごしやすい生活が送られています。また、歴史的な建物や古跡はしっかり守られているし、古跡の再建も有名です。これから夏休みの間に、世界文化遺産をはじめ、名前がよく知られていない地方至るまで旅をたち、記録し、分析し、研究者になるための土台とします。

 

ハンザ同盟都市

リューベック(Lubeck)、ヴィスマール(Wismar)、シュトラールズント(Stralsund)

ハンザ同盟都市は、北ドイツを中心にバルト海沿岸地域の貿易を独占し、中世の北ヨーロッパの経済を支配した都市連盟です。12世紀後期形成され、15世紀初期が最盛期でした。ハンザ同盟時代において、建築様式、建築物群、記念碑的芸術、都市計画、景観デザインの発展に関し、人類の価値の重要な交流を示すものとして、三都市とも世界文化遺産に登録されています。北ドイツは天然の岩資源が持っていないので、レンガの使用が一般的であり、市内の重要な建物、たとえば教会、大聖堂にレンガゴシック様式の技術を発展してきました。レンガで建てられたゴシックは彫刻が組み込んでいないのが特徴であり、その代わりに装飾品やガラス張りのレンガ、又は黒と白のラインの交差を引くことによって、個性を際立たせています。とりわけ、リューベックの市庁舎がめったにない黒レンガが使用された、色の秘密は生産の過程に動物の血と塩が混ざっているそうです。

 

Lubeckの旧市街

 

Stralsundの市庁舎

 

三都市とも聖マリエ教会(St. Marien Kirchturm)、聖ニコラス教会(St. Nikolai Kirche)、聖ジョージ教会(St. Georgen Kirche)が共存しています。教会の係りに話を聞いたら、中世都市の発展は、人の階層によって住むエリアが決まっていた。さらに、教会の使用も制限された。聖マリエ教会は貴族が通い、聖ニコラスは漁家の教会、聖ジョージは稲荷神社のように商人の教会でしたといい。現在、住むエリアは区別されていないが、そのエリアの都市発展史によって、中世の階層における実際の社会像が想像しやすくなりますでしょう。

 

ヴィスマールの聖ニコラス教会外、美しい水道

 

第二次世界大戦中、英米軍の空襲に襲われ、大部分の古跡が破壊され、廃墟になった。とりわけ、ヴィスマールにおける住宅旧市街の建物や聖マリアと聖ゲオルゲの教会の10〜15%が破損していた、また、シュトラールズントにあった歴史的建造物の15%が破壊された。。戦後、ヴィスマールとシュトラールズントは、ドイツ民主共和国(GDR)に所属し、古い建物の改修のための資金は厳しく制限された、建物の維持管理への民間投資はほとんど不可能だった。20世紀後期から、再建が動き始めました。歴史センターを創立し、再建のバックアップとモテル都市プログラムを計画し、シュトラールズントは最初の5つモデル都市の一つであった。町の再建は政府の力が欠かせないが、地方の人々の投入は最も大切です。ヴィスマールの聖ニコラス教会が自立で内装の再建である資金を募るために、よく活動を行い、何ヶ国語の詳しいガイドファイルが置き、週末なら歴史を説明する担当がいます。人と人が交流すると、物事に感情が生まれ、それこそ絆が繋がっていき、生き生きの街つくりになります。

 

ヴィスマールの聖マリエ教会廃墟、教会の鐘塔しか残っていない。