①環境について
オーフス大学の立地はとてもよく、10分ほどバスに乗るとダウンタウンへ行くことができます。ダウンタウンには、私の知っている限り、アジアンマーケットが二つあり、中国や韓国の食材が中心の品ぞろえですが、日本の調味料や食材もあります。
オーフス市内には、オーフス大学のキャンパスが大きく分けて三つあり、主に、HealthとScience分野の学生はメインキャンパス、私が所属しているArts分野の学生はNobelparkenと呼ばれるキャンパス、BusinessとEconomics分野の学生はBSSキャンパスで学んでいます。メインキャンパスとNobelparkenは、一つ道路を挟んで位置しており近くにありますが、BSSキャンパスは、メインキャンパスから少し離れており、徒歩20分ほどです。メインキャンパスは南北に大きく広がっており、キャンパスの端から端まで行くには、歩いて15分ほどかかります。オーフス大学に到着した直後に登録や寮の手続きをするInternational Centerはメインキャンパスの一番南に位置しています。メインキャンパスの敷地には学生寮やUniversity Parkと呼ばれる公園があり、公園内にある大きな池には、カモやカモメなどの動物がたくさんいます。天気が良い日には、多くの学生が公園内の芝生やベンチで本を読んだり、日光浴をしたり、ビールを飲んだりしています。私も少し勉強の息抜きをしたいときには、ベンチに座ってボーっと動物たちを眺めたり、友達とフリスビーなどをしたりしています。春には、公園内でNaked Runと呼ばれるイベントや、池でボートレースなどが開かれ、大学公園内が観客でいっぱいになるそうです。また、University Park内にはカフェやバーがあり、金曜日になると多くの学生が昼からバーでビールを飲んでいます。
オーフス大学には学部毎にそれぞれ図書館があります。どの図書館も18時になると閉まりますが、所定の手続きを済ませると学部の図書館は24時間利用することができます。私は勉強中の休憩が多いのでつい長居してしまいますが、デンマーク人の学生はオンとオフの切り替えがよくできているようで、18時以降になると図書館にはほとんど人がいなくなります。メインキャンパス内には、State Libraryと呼ばれる図書館があり、ここに多くの図書が所蔵されています。図書の保護のため、開架式ではなく、学生は本が所蔵されている所に直接行き貸し出しを行なうことはできません。本の貸し出しは図書館のホームページを通して行われ、注文した本はどこの図書館でも受け取ることができます。
②住居について
オーフス大学の留学生の住居は、大きく分けると寮とシェアハウスです。どちらのタイプでも部屋は一人部屋です。寮には色んな種類があり、二人でキッチンとバスルームをシェアするタイプや、バスルームはプライベートでキッチンは10人前後のフラットメートとシェアするタイプ、キッチンとバスルームの両方がプライベートのタイプなどがあります。10人前後のフラットメートと共有するタイプの寮は、デンマーク人が多く、二人で共有するタイプは留学生、特ににアジア人が多いようです。シェアハウスは、5~10人程度の人数でキッチンとバスルームをシェアし、住むのは留学生のみです。私は現在シェアハウスに住んでおり、オランダ人、スペイン人、フランス人の計6人で二つのキッチン、バスルームをシェアしています。シェアハウスに住み始めた当初は、彼らの生活スタイルやキッチン、バスルームの使い方、皿の洗い方などの違いからストレスがたまり、彼らとうまく交流できませんでしたが、これらも文化の違いと割り切ると、徐々に気にならなくなり、今では一緒に夕食を食べたり、トランプやボードゲームなどで遊んだりと、異文化交流を楽しむことができています。
University Park シェアハウス