治安・トラブル・不安を感じたこと
オーフスは他の市に比べて治安がよく、比較的安心して暮らせる場所です。しかし、留学開始からほぼ半年が経過した現在、留学生の寮に空き巣が侵入したという話をちらほら耳にします。かくいう私の学生寮(違う棟ですが)にも夜中、住人の留守中に空き巣が窓を破り侵入しました。幸い本人にケガはありませんでしたが、学期の代わり時で気のゆるみが起こりやすい時期でしたので、しっかりと戸締りの徹底の必要性を再認識させられた事件でした。
また、デンマーク人はお酒をよく飲む習慣がありますので、たまにお酒がらみのトラブルも発生します。学校の中にあるパブで友人たちと飲んでいた際、酔っ払ったラトビア人3~4人にケンカ腰で絡まれたことがありました。幸い粘り強く説得した甲斐もあり、何とか穏便に事を収めることができましたが、もしも事態が悪化していたら後の留学の提携に支障が出るのではないかと冷や汗が出ました。相手が絡んできたのでそこまで深く考える必要はないのではないか、と言ってくれた友人もいましたが、しかし留学生にはそのくらいの責任感を持つくらいでちょうど良いのではないかと思いました。余談ですがそのラトビア人はかなり酔っていたにもかかわらず、私たちがデンマーク語を理解できないと分かると、すくさま英語に切り替えたので、ちょっとカッコいいなと思いました。
クリスマス
今年のクリスマスはスピーキングパートナー(日本語を勉強している生徒と毎週お話をする会のパートナー)の実家で過ごさせていただきました。デンマークのクリスマスは家族と過ごす行事であるらしく、親戚のほとんどが集まっていました。友達や彼氏彼女と過ごすというイメージがある日本とは違い、彼女がいない私にとっても過ごしやすいなと思いました。逆に新年は友達と過ごすことが多いらしく、クリスマスが終わったのち学生寮に住人がほとんど戻ってきていました。
クリスマスが始まる3日ほど前からお邪魔させていただき、実家の周りの市民プールやテレビで映画を見たりして過ごしました。テレビで放送される映画やテレビ番組はこれでもかという程クリスマス関連で、日本との本気度の違いを痛感させられました。
デンマークの伝的なクリスマス料理はおもに豚肉とジャガイモを使った料理が多く、また七面鳥ではなくカモを丸焼きにするそうです。よってデンマークのクリスマスソングには、たまにドナルド・ダックが登場するそうです。ブラックジョークが好きなデンマーク人の国民性がここでもあらわれているなと、いっそ清々しいものを感じました。スピーキングパートナーの母親と弟に「日本ではクリスマスになるとケンタッキーフライドチキンのCMが頻繁に流れるようになるよ」と言うと、どうも知っていたらしく、とあるwebサイトで見つけた”日本の変なところ20選”に「日本人はクリスマスにKFCを食べる」と載っていたそうです。あぁやっぱり日本だけなのかと少し恥ずかしくなりました。