グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

オーフス大学
2016年3月号 国際文化学部 S.A

①     余暇の過ごし方

オーフス大学では、1セメスターにつき平均3つの授業を履修します。履修しなければいけない合計単位数が決まっているので、授業数は人によって様々ですが、授業数が日本の大学に比べると少なく、そのため1週間の内の自由時間がとても多くなります。とはいえ、どの授業でも多くのリーディングやグループワーク、その他の課題を課されるため、実際の自由時間は少なく、私の場合は余暇の時間の大半を授業の課題や予習、復習に費やしています。渡航以前にも、大学の授業などでよく英語の文献を読んでいたのですが、やはりこちらの授業で課されるものと比べるとレベルと量が違い、文献を読んで内容を理解するだけでも多くの時間がかかってしまいます。少し本題とはずれてしまいましたが、毎週、最低1日は自由時間を確保できているので、友達の寮に遊びに行ってご飯を食べたり、寮のコモンルームで映画を見たり、家で読書をしたり、podcastを聴いたりしています。デンマークでは、あまり友達と外出して遊ぶという習慣はなく(日本のようにカラオケやボーリングなどの娯楽施設が少ないため)、家で友達とお酒を飲んだり、映画を見たりするのが一般的なようです。また、オーフス大学では学部ごとにバーがあり、毎週金曜日になると、どこかの学部でフライデーバーが開かれます。このバーは学生によって運営され、毎回バーのテーマが決められており、そのテーマに沿ったコスプレをする学生もいます。普段は比較的おとなしいデンマーク人ですが、金曜日は例外で、1週間の授業が終わった開放感からかとても陽気でにぎやかになります。私はよく、Asian Studiesのフライデーバーに行き、日本語学科の学生たちとお酒を飲んで楽しんでいます。

 

②     「ヒュッゲ」について

ここでは、余暇の過ごし方に関連した、「ヒュッゲ」を紹介したいと思います。デンマークでは、「ヒュッゲ(hygge)」という概念がとても大事にされており、デンマーク特有のもので正確に他言語に訳すことはできないようですが、簡単に説明すると、「居心地のよさ」や「居心地のよい雰囲気」という意味になるそうです。自分がリラックスできる時間がヒュッゲということになるので、家族や恋人と過ごす時間であったり、友達とお酒を飲む時間であったり、一人で静かに読書する時間であったりと、人によって様々です。デンマーク人は、このヒュッゲをとても大切にしており、この時間を確保するために仕事や勉強と自分の時間とのオンオフを徹底しています。このヒュッゲの実践による私生活の充実が、デンマーク人の心の余裕や豊かさにつながっているのではないでしょうか。