Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

オーフス大学
2018年11月号 国際学部 M.S

授業紹介

私はAtrsに所属しており、その中でもCulture and Societyを主に専攻しています。現在は、Danish Perspectives・Populism, Performance and Affect・Atrocity Storiesという授業を取っています。全て10ETCSで週に1コマ4時間ずつあります。日本と比べ、授業時間が4時間と長いが、講義を聞いているだけでなく、ディスカッションの時間が毎回30分から1時間ほどあり、グループごとに話し合ったことをその場でプレゼンすることや、授業によってはフェイスブックやゲームを使って話し合ったことを発表したりしています。

Danish Perspectives はデンマークの様々な文化について、それらを専門としている教授がゲストとして講演をしてくれます。留学生に人気の授業で、様々な専攻の学生が受けているため、ディスカッションでも多様な意見があり興味深いです。また、課題は毎回40ページほどのリーディングのみです。Populism, Performance and Affectの授業は教授が2人2時間ずつ交代で授業を行います。ポピュリズムとは何かということについて、様々な理論や事例を使いながら授業をしています。課題は毎回50ページほどのリーディングに加え、事例を探しグループで事前学習などがあります。

Atrocity Storiesも教授が2人ずつ交代で授業を行っています。ホロコーストなどの人権問題について、小説や映画などを使い誰がどのように語られているかなどを勉強しています。課題はリーディングが100ページほどと本1冊、映画を見るなどがあります。

 

 

 

 

 

 

写真は授業の様子を撮影したものです

 

 

 

デンマーク人について

デンマークに来てから感じたデンマーク人の特徴を紹介したいと思います。ほとんどのデンマーク人は英語を話すことができ、アクセントもほとんどないため聞き取りやすいです。初めて会ったり買い物に出かけたりなど、自分のことを知らない人からは見た目で判断されることなくデンマーク語で話しかけられます。ただ、デンマーク語が話せないと対応が変わるということはなく、話せないことを伝えると丁寧に英語で話してくれます。また、デンマーク人は時間やルールをしっかりと守ります。電車やバスなども基本遅れることなく、授業に遅れてくる人もあまりいません。しかし、約束を守ることができず時間に遅れることがあっても、デンマーク人は気にすることはありません。

デンマーク人は日本人と同様、他人に話しかけたりしない人見知りの性格だと言われていますが、実際はすれ違う人と目が合うと笑顔で返してくれます。話しかけられることはあまりありませんが、話しかけるといつでも親切に対応してくれます。またデンマーク人は人見知りですが、デンマーク語では高校までディベートが授業内などでよく行われており、デンマーク語に敬語がないことも関係しているのか、授業などでディスカッションになった時には、相手の意見を批判し自身が思っていることをはっきりと言います。 写真はデンマーク人とピザを食べているものです