❶ 試験について
オーフス大学では試験期間が1ヶ月ほどあります。秋学期では学部によって多少異なるのですが、私の所属するArtsでは試験が12月の2週目から1月の3週目までありました。教授ではなくテストを管理している機関が大学にあり、そこがクラスごとのテストの日程を決めています。そのため12月中にテストが終わる人もいれば、1月の最後までテストを受ける人もいます。テストの日程は授業が始まってからでないとわかりません。
テストの種類は主に三つです。一つはレポートです。Artsではレポートが最も多いテスト方法だと思います。基本的には8から12ページ程度で、1ページに2,400字(wordsでなくcharacter)です。(8〜12ページと指定されている場合19,200〜28,800 charactersを指定ページ内に書きます。)テスト期間が設定されており、だいたい5日から1週間程度です。レポートによってはテーマを自分で決められるものと、テーマが決められているものがあります。テーマが決められているものは、その授業のテストが始まってからでないと見ることができません。テーマが自分で決めるものかどうかは、授業のcourse catalogueで見ることができます。私が秋学期に取った授業は全てレポート課題で、内一つはテーマが決められているものでした。
他の試験方法は、ライティングテストとオーラルテストがあります。ライティングテストは、教室で決められた時間内(1時間から5時間など様々)で行うテストです。基本的には一つか二つ程度の質問に対してレポートの様な形式で答えます。オーラルテストはデンマークに特殊なテストで、2人の面接官に対してプレゼンテーションやインタビュー形式で質問に答えるというものです。
❷ 食文化について
デンマークの食文化は日本とは全く異なります。一つ目の違いはあまり温かいものを食べないことです。日本では毎食火を使って調理しますが、デンマークではほとんどの人がお昼ご飯にサンドウィッチやフルーツなどの火の通っていないものを食べています。また、デンマークで安くて美味しいものは何か聞いたら、大体の人がホットドックとピザと言います。ピザもホットドックもデンマーク発祥の食べ物ではないのですが、実際町にはピザ屋さんが多く、パーティーの際にはピザを注文することが多く、屋台の様に道でホットドックを売っているのをよく見かけます。また、デンマークの人はコーヒーをよく飲みます。1日に5杯程度は飲む様です。授業ではよく1時間ごとに休憩があるのですが、その度にデンマーク人はコーヒーを買いに行きます。
他の違いはデンマークには食べながら飲むという文化がありません。また、お酒もビールばかりです。日本のレストランや居酒屋の様に、食べ物を食べながら飲む様な場所があまりありません。また、デンマークのレストランは高いため、学生はあまり行きません。その代わりデンマークではバーが多いです。キャンパス内にも学部ごとにバーがあります。そこでデンマーク人は食べ物を食べずに、ずっとビールを飲んでいます。デンマークの法律では、飲酒の年齢が15歳以下は特定のアルコール度数を上回るものを買ってはいけないというもの以外定められていません。そのためデンマーク人はお酒を飲むことに慣れており、ひどく酔う人があまりいません。デンマークでバーなどに行く際は飲み過ぎに注意です。