私にとって最初の学期、三科目履修しています。ソーシャルマーケティングコミュニケーション(SMC)とプログラミング、キアケゴールです。最初に、これらの授業はまったくもって私の専門と関連していません。そのため苦しんでいます。皆さんには大学出願前に学部間協定など可能な限り確認しておくことをおすすめします。
SMCは一般に我々が想像するマーケティングとは違い、啓発や社会変革に注目したマーケティングです。授業はスライド説明、意見交換や発表など、講師と学生の双方向の学びで構成されています。日本でも近年、よく聞くアクティブラーニングに近いと感じています。内容は(畑違いの私にとって)非常に高度ですが、わからないことは講師に相談して解決していくしかありません。
私のプログラミングの授業は、社会科学系学生にとって有用になるように設計されているそうです(体感はできませんが)。この授業の魅力は絶妙なレベル設定にあります。具体的にはPythonを学ぶのですが、各授業後の課題が時間をかければ初学者でも一人でなんとかクリアできる設計になっているように感じます。当たり前のように聞こえるかもしれませんが、他の授業ではそうとも限らなかったので。
いずれにせよオーフス大学の場合、授業難易度は龍谷にいた時よりも高く感じます。言葉の壁はもちろん、門外漢の場合相応の覚悟を。ネガティブな記事になってしまいましたが、これを読む方が現実を前もって想像していただけたら炭鉱のカナリアくらいには役に立てたかもしれません。
最近、友人が交換留学に前向きになっています。しかしどうやらモチベーションの維持に困っているようで私も気の毒に思っています。それもそのはず、交換留学の応募には多少のハードルがあります。それは人によっては英語やGPA、経済的な事情かもしれません。
結論から、どうしようもないことでなければ挑戦してみてほしいというのが私からのメッセージになります。交換留学という体験にはそのハードルに見合う様々な魅力や特典があるように感じます。街や社会を観察すればビジネスチャンスを見つけることも、文化交流が好きなら社交の輪や人脈を広げることも、異なる環境で挑戦することだってできます。私自身もあらゆる機会や可能性が増えるのを漠然と感じています。
さてここでいくつかの戦略を考えてみましょう。
まず、明確な目標設定が重要です。デカルトのいうところの困難なことはすべて分割せよ、です。出願に向けての定量的な目標を立て、定期的に振り返ることがポイントです。
次に、自分の成長を可視化しましょう。学習の進捗や語学力の向上をアプリやノートに記録することで、自分の成長を実感できます。その際、周りの人に励ましてもらうことも、モチベーション維持に効果的です。勉強仲間を探して切磋琢磨してみましょう。
京都という国際色豊かな街の利点を活かし、英語を実際に使う機会を積極的に作ることも大切です。実際の交流を通じて、英語を話すことへの抵抗をなくしておくことは留学前でも非常に大切です。
さらに、大学のSNSをチェックするのもおすすめです。現地学生の日常や雰囲気を知ることで、留学への憧れと学習意欲を高めることができるでしょう。気軽にできオープンキャンパスのような効果があるので特におすすめです。これから始めてみてもよいでしょう。
交換留学という目標に向けて、常に前向きな姿勢を保てれば、きっとそれは実現します。あなたの留学への道のりと努力が、素晴らしい学びと成長となることを願っています。