Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

バンガー大学
2016年10月号 経済学部 K.B

①環境について

バンガー大学は海と山脈に囲まれていて、大自然が楽しめます。学校自体も山の上に立地しているため、教室の窓から海や山を眺めたりできます。天気に関しては、時々雨が10分〜20分くらい降る日がたまにあるくらいで、こちらに来て以来ほとんどの日晴れています。気温も今の所そこまで寒いとは感じません。今年のバンガーは例年と比べると比較的、暖かいそうです。買い物をする場所は、大学から5分歩けば、食材、筆記用具、服、本など全て揃っているので心配する必要はないでしょう。アジアンショップもあるので、お箸、日本ブランドの調味料も手に入ります。外食する際は、近くにパブやアジアンレストランがありますし、ピザ、ケバブ、ハンバーガを食べられるお店もあります。物価は、為替レートの要因もありますが、こちらの地方は他の地方に比べて、比較的安くコストを抑えられそうです。次に大学の施設に関してなのですが、wi-fiは大学内、寮で龍谷大学と同じく、eduroamが使えます。図書館は午前9時から夜の12時まで利用可能、パソコン、プリンター(プリペイト式)が使えます。寮は、僕の場合、部屋にトイレ、シャワーが設置されています。キッチンは共有です。僕のフラットメートは、イギリス人4人、ギリシャ人2人、中国人2人です。ヨーロッパに人は、文化なのか、ただ怠惰なのかわかりませんが、自分の食器を食べた後にすぐには洗わないようです。この前キッチンの流し台がお皿やフライパンやらで溢れかえっており、自分の食器を洗うことができませんでした。先日、あまりに汚かったので、みんなで掃除をして綺麗になって、良かったーと思ったのですが、翌朝にはテーブルにタマゴの殻が散乱していました。ただ、皆さんものすごくいい人で、憎めません。1人リヴァプール訛りがめちゃくちゃ強い男の子がいて、ほぼ何言ってるかわかりません。中国人女性二人組は常にくっついて行動し、常に中国語を話します。彼女らはすごく料理好きで、毎日自炊しています。たまにお呼ばれします。 また、ジムは無料で何回でも通うことができます。僕はほぼ毎日通っていて、空手部のキャプテンにしごいてもらっています。毎日体のどこかしらが筋肉痛になります。

 

②language sacietyについて

これは大学にあるsociety(日本のサークル)のうちの1つで、毎週決まった時間に第2言語を学んでいる学生が集まって、お互いの母国語を教え合うということをしています。ドイツ、フランス、イタリア、ポルトガル、香港、台湾など国籍はさまざまです。ルールなどはなく、お酒やケーキを食べながらかなりゆったりと会話ができます。イギリス人もたくさんいるため、英語を学ぶためには良い機会だと思います。参加している日本人は僕しかおらず、ここでは僕が日本代表です。驚いたのは、ほぼ全員の人が、基本的な挨拶程度は日本語でできるということです。そして、ほとんどの人が1度日本に来たことがあるそうです。みんな、東京、大阪、京都、福岡などの主要都市は知っており、日本に興味がある人たちばかりです。次はフランス人と将棋で対戦します。彼は以前、将棋の奥深さに心を打たれ、将棋を学ぶために日本で勉強していたという強者です。ただ、日本独自の文化や慣習を聞かれた時にうまく説明できない、というか考えたこともないから説明できないということが多々あります。この前、日本人は目上の人には敬語を使うけど、目上かどうかを判断するモノサシは何かということを聞かれました。年齢なのか、それとも社会的立ち位置で判断するのか、わからなかったので答えることができませんでした。日本人なのに、日本のことを答えられない、日本の事をこんなに好きでいてくれている人達にうまく説明できない、とここに来て初めて日本人として失格だなと感じました。次に聞かれた時には説明できるよう、空き時間に日本の事をもっと勉強しようと思います。もしも、留学を考えている方がいらしたら、留学先のことよりも、まず日本の事を勉強する事をお勧めします。そして、何か趣味や特技(和食、折り紙、漫画アニメ)を持っているときっと役立ちます。