バルセロナ自治大学の第一セメスターの試験は大体1月の中旬から2月の初めごろにかけて行われます。これといって指定された期間はなく、各々の授業の中で、試験の日程が発表されます。私が受講している講義では月曜に受講している翻訳の授業と語学学校で受講している火曜と木曜の講義で試験がありました。月曜日の翻訳の試験内容としては、文法・リスニング・作文でした。難易度としてはそこまで難しいものではなく、授業に毎回出席していれば特に大きな復習等も必要なくわかる内容だったと思います。語学学校の試験は二回に分けて行われ、一回目の試験では集団面接を、2回目の試験では筆記の試験が行われました。集団面接では、一つのテーマについて、写真を用いて話すパートと、グループで一つのトークテーマについて話すパートがあり、それぞれかなりに語学力が求められます。筆記の試験では作文・長文読解・リスニングが行われました。語学学校の試験は大学内の試験と違い対応力を求められる内容が多かったため、受講される方はしっかりと前準備をすることをお勧めします。
バルセロナ自治大学に留学している留学生は基本的に寮で生活をしています。稀にホームステイをしている生徒もいますが、寮が大学から徒歩十分程度の距離であり、またホームステイと比べるとかなり安く家賃を抑えられることから、寮での生活を希望する学生は多いです。寮は1人部屋から5人部屋まであり、奇数人数の部屋には個室の寝室があります。私は現在3人部屋の個室で生活を行っています。個人的な意見として、共有ルームでルームメイトと関わる機会はいくらでも取れるので、予算的に可能であれば、個室がある奇数人数の部屋を希望した方がプライベートを守れるのでお勧めです。入寮は基本的にセメスターの初めごろに行われるため、人によっては途中でルームメイトが入れ替わります。私の場合、前期は日本人と韓国人のルームメイトと生活し、後期はチリ人とフランス人のルームメイトと生活しています。日本人と韓国人のルームメイトと生活していた時は言語的な問題も少なく、また、文化的な違いも少なったため、非常に過ごしやすかったです、しかし、日本語が通じてしまうため、語学力的な伸びはあまり感じられませんでした。逆に現在のルームメイトとの生活ではトラブルも多く、カルチャーショックを受けることは多いですが、語学力の伸びは感じられます。どちらも一長一短ですが私としては、前期でスペインでの生活に適応出来た後に、後期での生活ができたので、非常に良かったと考えています。
最後に、人によっては、ルームメイトが合わないということもあると思いますが、寮のレセプションに希望すれば部屋を変更することも可能です。なので、入寮前は不安だと多い時期だと思いますが、神経質にならず、寮生活を楽しみに過ごしましょう。
地中海の島国、マルタの首都バレッタ
2月のバルセロナの裏路地